遠賀郡芦屋町の北端に位置する夏井ヶ浜は、はまゆうの自生群としては九州での北限であり、 夏井ヶ浜のはまゆうは福岡県指定天然記念物でもあります。 県道495号に標識が出ているので脇道に入ると、夏井ヶ浜〜狩尾岬を結ぶ海岸線 「はまゆう海岸通り」 です。 この標識にある「夕陽のみえるトイレ」横が無料駐車場となっていて、その横には海の家もあります。 また平成24年に、はまゆう群生地のすぐ側に「夏井ヶ浜はまゆう公園」がオープンしました。

はまゆう(浜木綿)は、「ヒガンバナ科ハマオモト」のことで、常緑の多年生草本。 7・8月頃開花し、白い花びらは清楚で気品があり、芳香を放つ。 南方の原産で、種子が暖流に乗って漂着繁殖したものといわる。 (芦屋町教育委員会の立札より転記)

平成24年4月にオープンした新しい公園で、 公園内の展望園地には「響愛(ひびきあい)の鐘」が設置されています。 この鐘を下から見上げると、『愛』の文字が刻まれています。 「恋人の聖地」に認定されており、福岡県内では 福岡タワー、 門司港レトロ に続く3番目の認定となりました。

また、響灘を一望できる素晴らしい展望で、夕日を眺めるのも格別です。 公園内2か所の展望園地の敷石には、それぞれハートの形をしたハートストーンがあります。

鐘のある辺りから磯へと下りる階段があり、磯遊びができます。 小さな子供を遊ばせるには丁度良いくらいの、岩場のある海岸で、福岡にしてはとても綺麗な海です。 大人が泳ぐには岩場が多くて浅いので適しませんが、ちょっとした水遊びには良い場所だと思います。

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