知覧飛行場の掩体壕 

掩体壕
掩体壕とは、飛行機などを敵機から隠すために格納する壕の事です。 全国的にはかまぼこ型をしたコンクリートの有蓋掩体壕が多いのですが、 知覧の飛行場跡にある掩体壕は、馬蹄型に土塁を築いた無蓋掩体壕です。 爆弾が近くに落ちた場合でもその破片及び爆風から飛行機を守る為に造られました。
昭和20(1945)年以降、日本各地で空襲を受ける様になり、 特に南九州の飛行場は標的にされました。 そのため、特攻隊が知覧に進出すると機体は掩体壕に格納され、米軍機の目を欺くために、 松や杉、雑木の枝を被せてカムフラージュされました。


知覧の戦争遺跡 広域編

 ▲ 掩体壕

 ▲ 掩体壕
掩体壕の土塁の高さは戦闘機などの小型機用でも4mあり、 機体を覆えるようになっていました。 (一式戦闘機隼V型甲の全高は約3.2m)
掩体壕は、爆撃による被害を軽減する為、飛行場周辺に分布配置され、飛行機は誘導路を経て飛行場に運ばれました。 当時は周囲に幾つかの掩体壕がありました。
この掩体壕は、飛行場の滑走路跡から西に700mの地点にあり、 入口の幅は約18m、奥行き21m、土嚢の高さは約2.4mです。 (土嚢なので、高さは当時より低くなっているのかもしれません。)

掩体壕跡は公園として整備されており、駐車場と、掩体壕全体を見渡すための展望所が造られています。

 ▲ 掩体壕

 ▲ 辺りは知覧茶の茶畑が広がる
掩壕(えんごう) (通称:タコツボ)
そして掩体壕の後方には、人員用掩壕(通称:タコツボ)あります。 直径約80〜100cm、深さ約100〜120cmの穴が5ヶ所あります。 これは、空襲時に整備兵が入る人員用の掩壕で、その形状からタコツボとも呼ばれていました。

整備兵たちは掩体壕で昼夜を問わず整備に励み、空襲の際はここに退避しました。 また、敵の飛行機に対して小銃を立射する場合もありした。
現在は史跡保護と危険防止のため円柱状の穴は埋められ、塞いであります。

 ▲ 掩壕
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知覧飛行場の掩体壕跡 DATA
住所鹿児島県南九州市知覧町西元842-2
電話番号
営業時間
入館料無料
休館日年中無休
公式HP
備考
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last visited : 2017/06/16