大宝寺 (大寶寺) 
大宝寺 (大寶寺)
長崎県の五島列島、福江島にある「大宝寺 (大寶寺)」は、 高野山真言宗の寺院で、山号は弥勒山です。 弘法大師・空海が帰朝の途、大宝の浜に上陸し暫くここに滞在したことから「西の高野山」と呼ばれています。

創建は大宝元年(701年)と伝えられており、地名と元号が一致していて縁を感じます。

 ▲ 大宝寺 (大寶寺)

 ▲ 山門



大寶寺は、701(大宝元)年に来朝した中国僧道融が、上陸地として最初であった大宝の浜において、 当時地区の住民により奉られていた笹海(さざめ)の観音院をうつしたのが由来とされ、その後、 持統天皇(645年〜703年)により勅願寺とされたという。 その後、第16次遣唐使(804〜805年)と共に入唐していた空海が、帰朝の際に大宝に上陸し、 大寶寺に滞在していた間に真言宗に改宗したといわれ、「西の高野山」と称されるようになった。
毎年10月17日には、弘法大師の縁日とし、本堂前庭において、当代法印による真言密教の護摩法要が 豪壮に挙行され、島内外から多数の人々がお参りする。
この寺には最澄が自ら彫られ、奉納された十一面観音など貴重な物が数多く収蔵されており、 中でも県有形文化財に指定されている「梵鐘」が有名である。
また大寶寺・奥の院の小高い丘の上に「へそ神様」と呼ばれる石塔があり、その下方にある穴に、 子どもが生まれるとその健やかな成長を願い、へその緒を紙に包み島内外から収めに来ていた。
なお、大寶寺の一角には神社があり、この言代主神社の秋祭りの本祭には、 国選択無形民俗文化財(1979年(昭和54年))に指定されている『砂打ち(ずなうち)』がある。 この祭りは、浜の真砂を集落中に打ち撒き、悪霊・悪疫を払うとされている独特の祭りである。
[現地案内より転記]









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大宝寺の正面に広がる “大宝浦” “大宝の浜”


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大宝寺 (大寶寺) DATA
住所長崎県五島市玉之浦町大宝631
電話番号
公式HP
備考
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