秘窯の里・大川内山 〜 伊万里 春の窯元市 
“秘窯の里” 大川内山
伊万里市大川内山は江戸時代より鍋島藩の藩窯(藩直営の窯)として栄え、明治4年の廃藩まで活動を続けました。 藩主の所用品や将軍家・諸大名への贈答品といった高級品のみを製造しており、 鍋島藩窯の技法の秘密は厳守され、献上・贈答の品として造られた陶磁器は市場に出回ることはなく、 一般の人々の目に触れる事はありませんでした。 その事より『秘窯の里 大川内山』と呼ばれるようになったのです。 現在の鍋島焼と言われるほとんどは、大川内山で焼かれた物です。 鍋島焼の伝統は明治4年の廃藩置県でいったん途絶えましたが、今泉今右衛門家によって近代工芸として復興され、 現在に受け継がれています。

毎年、4月1日〜5日まで『春の窯元市』が、11月1日〜5日まで『鍋島藩窯秋まつり』が行われ、 この30の窯元が参加する窯元市では通常よりお安く買えるのは勿論、2級品なども販売されます。

 ▲ 焼き物で作られた『秘窯の里・大川内山』の地図

 ▲ 秘窯の里・大川内山。この山間の大川内で藩窯の秘法が守られた
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大川内山の入り口には、鍋島藩窯時代の 関所 が残されています。 秘法を漏らさない為に設けられた関所です。

その関所から左側に入ると「陶工橋」「めおとしの塔」「唐臼小屋」があります。 この一帯は「鍋島藩窯公園」の一部です。

『鍋島藩窯公園・・・めおとしの塔』 のページはコチラ

 ▲ 鍋島藩窯の関所

 ▲ めおとしの塔と唐臼小屋
「伊万里・有田焼伝統産業会館」の横が広い駐車場になっていて、トイレや休憩室も備えています。 このトイレや休憩室にも焼き物が埋め込まれています。

駐車場に車を停め、散策・・・とまず目にするのが、焼き物が全体に埋め込まれた「鍋島藩窯橋」です。 橋の上には大きな壺が乗っています。

『鍋島藩窯橋』 のページはコチラ

 ▲ 「伊万里・有田焼伝統産業会館」

 ▲ 鍋島藩窯橋
ここから続く石畳の坂道が、鍋島藩窯坂と呼ばれ、その周囲に窯元が点在しています。 また背後に見える青螺山と数々の奇岩が山水画の様な美しさです。 細い路地を入ると窯元や、昔の藩窯時代の跡など、様々な見どころもあります。
窯元市が開かれているときには休憩所やお得な2級品などが窯元の店先に並んでいます。

 ▲ 春の窯元市

 ▲ 鍋島藩窯坂沿いに窯元が点在する

 ▲ ここから入ると江戸時代藩窯中心地跡

 ▲ 清正公堂

 ▲ 大川内鍋島窯跡

 ▲ 藩役宅跡
窯元を見学しながら、鍋島藩窯坂を上りつめると、「鍋島藩窯公園」への入り口があります。 藩窯公園とは、窯元が軒を連ねる谷間の集落より右手の丘全体を指し、 展望広場、大壁画、焼物広場などが点在しています。 藩窯公園への入り口は他にもあります。

『鍋島藩窯公園』 のページはコチラ

 ▲ 伝統工芸「鍋島青磁」の窯元・長春にて

 ▲ 藩窯公園のトンバイ橋
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“秘窯の里” 大川内山 DATA
住所佐賀県伊万里市大川内町
TEL
駐車場1日1回400円
HPhttp://www.bankdore.com/

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last visited : 2011/04/02