カトリック井持浦教会 (井持浦教会堂) 
カトリック井持浦教会 (井持浦教会堂)
五島列島の下五島に当たる福江島にある井持浦教会は、日本最古のルルドがあり、日本全国から巡礼者が訪れます。

かつて井持浦に移住してきた潜伏キリシタンたちは、 水揚げされた魚の塩漬けに必要な塩を作る窯場で働いて生活を営んできました。
初代の教会堂は、明治30(1897)年に建立された、五島で最初の煉瓦造りの教会です。 当初は両外側に連続アーチの吹き放ちの廊下を持つ、初のロマネスク風聖堂でした。
大正13(1924)年に信徒の増加による聖堂の拡張のため、アーチ状廊下を聖堂内に取り込んだ大改修を行いました。
しかし、昭和62(1987)年に五島を直撃した台風により大きな被害を受けたため、 昭和63(1988)年に煉瓦風タイル張りの鉄筋コンクリート造教会に改築されました。

敷地内にあるルルドは、明治28(1895)年に当時の五島教区のアルベルト・ペルー神父により提唱され、 2年後に建設された、日本で初めてのルルドです。
五島各地から選ばれた岩石により築造され、 内部には聖母マリアの像が安置されています。
傍らに掘られた井戸には、聖地ルルドの聖泉の水が混入され祝別されており、 以降この地は第2のルルド霊泉地として全国各地から熱心な信者が訪れています。

 ▲ 水の聖母堂(売店)

ルルド(Lourdes)とは、南フランスのピレネー山麓にある町の名前で、1958年に、 薪拾いに出かけた少女・ベルナデットが、近くの洞窟で聖母マリアに出会い、 聖泉を示されたという故事に由来するカトリックの聖地で、 その聖泉の水を飲んだり浴びたりした者は、病が癒されるなどの奇跡が現れるとされています。


 ▲ 日本最古のルルド
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カトリック井持浦教会 DATA
住所長崎県五島市玉之浦町玉之浦1243
電話番号
公式HP
備考
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last visited : 2014/08/18