香椎宮の不老水 
香椎宮の不老水
福岡市東区香椎にある「香椎宮」は、 仲哀天皇・神功皇后を主祭神とし、応神天皇・住吉大神を配祀神とする神社であり、勅祭社です。 付近には末社や関係する社が点在しています。

その香椎宮の本殿から北に300m程山手に行ったところに、 霊泉「不老水」があります。
日本名水100選にも選出された名水です。

この地は3世紀ごろ、神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅遠征で功績のあった武内宿禰(たけのうちすくね)が、 香椎在陣中に居住したと伝えられています。
不老水は、300歳まで生きたと伝えられる宿禰の長寿にちなんで、香椎宮の綾杉の葉とともに皇室に献上されていました。

 ▲ 不老水
では、不老水まで歩いて行きましょう。
まず本殿右手の参道から境内の外へ出ます。 本殿右手には巻尾神社があり、その前の参道を下っていきます。
鳥居があり、その向かいには「古宮跡」があります。
古宮跡を右手に見ながら、住宅街の道路を歩いて行きます。

 ▲ 香椎宮本殿の右手、巻尾神社の前を通って

 ▲ 鳥居の向かいには「古宮跡」がある
途中、不老水の案内矢印や、説明版などもあるので迷うことはないと思います。
右写真の辺りに、武内宿禰の住居跡である「武内屋敷跡」があります。 史跡として案内板が出ていますが、民家が建っていて、 恐らく現在も末裔の方が暮らしておられるみたいです。

この案内より少し進むと、不老水に到着です。

 ▲ 不老水の案内や、説明版などがあるので迷わない

 ▲ 不老水に到着

 ▲ 不老水
不老水の入口には鳥居があり、香椎宮の飛び境内として整備されています。 小さな御堂が建っており、その中に不老水が守られています。
武内宿禰が掘ったとされるこの井戸は、円周は約2m、深さ約1mです。 また宿禰は不老水を汲んで酒を作ったとも、仲哀天皇・神功皇后に献上したとも云われており、 その様子を描いたものが、不老水の境内に掲げられています。

地元の方に愛飲されている不老水ですが、 来訪者の増加に伴い、水量が減ってきています。
その為、1家族(1団体)につきペットボトル2本(4リットル)まで、 利用時間は10:00〜15:00までと給水制限がされています。
因みに、今回訪れた理由は、人づてに「病気に効く」水だと聞いたからでしたが、 案内板やホームページなどを見てもそういう表記は見当たりませんでした。

この水を飲んで300歳という長寿を授かった宿禰にあやかって、 「不老長寿の霊水」⇒「病も消し去る」という発想なのでしょうか。
真偽の程は分かりませんが、病は気からという事で、このお水を飲んで早く元気にな〜れ♪

 ▲ 不老水

 ▲ 武内宿毛・仲哀天皇・神功皇后



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不老水 DATA
住所福岡市東区香椎3丁目8
電話番号
参拝料無料
参拝時間
駐車場なし(香椎宮駐車場利用)
公式HP
備考
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last visited : 2015/02/23