春日集落案内所『たかりな』 
春日集落案内所『たかりな』
2018年7月に、『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』『世界文化遺産』 に登録されました。 その構成資産は12ヶ所で、平戸市にはそのうちの2つがあります。 『平戸の聖地と集落(中江ノ島)』『平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)』 です。

この春日集落案内所『かたりな』は、世界遺産登録候補であった、2018年4月にオープンした施設です。 古民家を改装した温かみのある建物で、春日集落の紹介を行う他、 散策マップや紹介ビデオ、かくれキリシタンが使っていた道具などの展示、土産物の販売などを行っています。
また、母屋の隣の小さな建物には、春日集落のお年寄りの方が常駐しており、 お茶でおもてなしをして下さりながら、春日集落の話を聞く事が出来ます。

 ▲ 春日集落案内所 かたりな

 ▲ 春日集落案内所『かたりな』
春日集落の散策においては、車で入れない場所ばかりですので、先に「かたりな」に立ち寄って、情報を集めて散策に出かけるのが良いと思います。
自由に閲覧する事ができるビデオが流れていますので、春日集落を紹介するビデオで視覚的に知識を頭に入れてから、散策するとより分かり易いのではないでしょうか。

春日集落には教会堂はありません。その理由も、このビデオを見ると分かる事でしょう。
世界遺産
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 [現地案内より転記]

『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』は、キリスト教禁教による宣教師不在の中、 神道や仏教などの日本の伝統的宗教や一般社会と関わりながら信仰を続けた潜伏キリシタン の伝統のあかしとなる遺産群である。 それらは、国内に宣教師が不在となってキリシタンが「潜伏」したきっかけや、信仰と 実践と共同体の維持のためにひそかに行った様々な試み、そして宣教師との接触により 転機を迎え、「潜伏」が終わりを迎えるまでの歴史を物語る12の構成資産からなる。 これらが長崎と天草地方の半島や離島に点在しているのは、大航海時代にキリスト教が 伝わったアジアの東端にあたる日本列島の中で、最も集中的に宣教が行われた場所だから である。

 ▲ 春日集落案内所『かたりな』前に広がる棚田

 ▲ 春日集落案内所『かたりな』から見える海
世界遺産
平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳) [現地案内より転記]

「平戸の聖地と集落」は、潜伏キリシタンが何を拝むことによって信仰を実践したのかを示す 4つの集落のうちの一つである。禁教期の春日集落の潜伏キリシタンは、禁教初期にキリシタン の処刑が行われた中江ノ島を殉教地として拝み、聖水を汲む行事を行う場とするとともに、 キリスト教が伝わる以前から山岳仏教信仰の対象であった安満岳なども併せて拝むということ によって信仰を実践した。禁教後もカトリックに復帰することはなく、禁教期以来の信仰を 実践し続けたが、現在では個人的に信心具を祀る程度になっている。

 ▲ かたりなに入ると、土産物が並んでいた

 ▲ 春日集落案内所『かたりな』

 ▲ 春日集落を紹介するビデオも見る事ができる

 ▲ 春日集落で継承された納戸神

 ▲ 春日集落案内所『かたりな』
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春日集落案内所『かたりな』 DATA
住所長崎県平戸市春日町166-1
電話番号0950-22-7020
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駐車場
公式HP
備考
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last visited : 2019/04/11