「切支丹資料館」の裏手に広がる森を『ウシワキの森』と言います。
ウシワキの森は里の代表者であった「おろくにん様」一家が、藩の取り調べの末に殉教し、
その遺体を祀った聖地です。
また、キリシタン時代の墓地遺構が見つかった貴重な場所でもあります。
「おろくにん様」とは・・・両親と娘3人の5人家族の家に、ある男が居候し、その男は長女の婿となりました。
ある日婿に、一家は自分たちはキリシタンだと打ち明けます。
次の日の朝には婿の姿はありませんでした。
男は一家がキリシタンだと密告したのです。
一家は根獅子の浜の小岩で処刑されました。1566年の事です。その岩が「昇天石」です。
「おろくにん様」は6人の意味があり、6人目は長女のお腹にいた赤ちゃんの事です。
6人の遺体は「うしわきの森」に手厚く葬られたと言われています。
|