カトリック楠原教会 (楠原教会堂) 
カトリック楠原教会 (楠原教会堂)
カトリック楠原教会は、五島列島の下五島に当たる福江島にあります。
楠原は、五島藩が大村藩に要請した移住政策で1797(寛政9)年に第一陣が上陸地・六方から入植した地の一つです。 五島崩れを経て、1912(明治45)年、現在の教会堂が建ちました。

外観は、堂崎教会 に似た赤煉瓦造の教会です。 聖堂の左手には「ファチマの聖母と羊飼い」の像があります。
聖堂内部は、真っ白の壁にベージュの梁の、リブ・ヴォールド天井で、天井は高く、 ステンドグラス越しに明るい光が差し込んでいました。

 ▲ カトリック楠原教会

 ▲ カトリック楠原教会
1797(寛政9)年に始まった大村領民の五島移住政策に乗じて、仏教徒を装い、五島へ移住してきた 潜伏キリシタン達は、山野を拓き、貧困に耐え、密かに信仰を守り続けた。
1865(慶応元)年の浦上信徒発見を機に、島のキリシタン達は次々とカトリックの信仰を表明して、 囚われの身となり、過酷な迫害を受けることとなるが、耐えて信仰をつらぬきとおし、 「信仰の自由」の夜明けとともに島内各地に教会堂を建設した。
楠原天主堂は、宣教師の指導と資金援助のもと、信徒達の資金拠出と子供、 老人まで総力をあげての労働奉仕によって、1912(明治45)年に完成したものであり、 西欧の建築様式が施され、福江島内で 堂崎天主堂 とともに歴史を刻む教会堂である。
近くには、明治初期の迫害当時に、信徒達がとじ込められ、責苦をうけた牢屋跡が復元されている。
[現地案内より転記]
ポルトガル国のファチマ村に、ルチア(10歳)、フランシスコ(9歳)、ヤシンタ(7歳)と呼ばれる3人連れの羊飼いが居た。 1917年5月から10月にかけて毎月13日の正午に聖母マリアはかれらにご出現になり祈りと苦業と生活の改善をお勧告になった。 ポルトガル全国民は聖母マリアのこのメッセージに心をうたれて宗教生活の高揚にはげみ 世界中のカトリック信者もこれに和して神への道に精進している。
ここに展示されている場面は牧場のかなたの澄み切った青空を背景にして、ひいらぎの木の上に雲があらわれ、 その上にお立ちになっている聖母が、幼い羊飼いたちにメッセージをお与えになるところを表している。
[現地案内より転記]

 ▲ ファチマの聖母と羊飼い

 ▲ リブ・ヴォールト天井が美しい

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カトリック楠原教会 DATA
住所長崎県五島市戸岐町楠原
電話番号
公式HP
備考
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last visited : 2014/08/18