福済寺 萬國霊廟長崎観音
「日本二十六聖人殉教地」から観音様が見えます。 それ程大きくはない様ですが、坂の町長崎で少し高い位置にあり、長崎の町を見下ろしている様です。

参道を登ると、こんな変わった形の門が。 「文殊般若の門」(通称知恵の門) です。 文殊菩薩は獅子に乗り智慧を代表する菩薩と言われ、この知恵の門をくぐると知恵が増長すると言われています。 昔の立派な鐘楼と門は原爆で焼失し、この楼門は昭和54年に再建されたものです。 そして、丁度写真の角度が悪く見えませんが、般若の上に鐘があります。 この大鐘は、時を告げるのではなく、長崎に原爆が落ちた11時2分を告げる、原爆の鐘で、 毎日この時刻に7打されます。 鐘楼の上のわん曲は原子雲、最上部のO型は7万人の犠牲者が案楽する楽園を型どっています。

門をくぐると、大きな亀が!!! その背中には亀の大きさに比べると小さく感じる観音様が乗っています。 「萬國霊廟長崎観音」 という観音様です。 写真でお分かりの様に、この亀は建物になっています。

と、そこへ凄い勢いでまくしたてたように喋る老齢の女性が、拝観料を徴収しに来られました。 拝観料を払うと、いきなり地下の鍵を渡され、 「はいあっちへ行って、鍵を開けて、電気のスイッチは右・・・」と早口でまくしたてられ、 訳も分からず言われた通りに。逆らえない勢いでした・・・

地下に入ると、真中に振り子があり、おばちゃんは頭上から何やら説明を始めました。 これは地球が自転していることを証明する 「フーコーの振り子」 だと言います。 振り子の周りに金属の棒が立っていて、しばらく見ていると、振り子が当たって1本ずつ倒れていきます。 これは世界で3番目に長いフーコーの振り子で、日本では最長のものです。 慌ただしくおばちゃんに促され、電気を消して地下を出ます。 振り子の説明板があったので読もうとすると、「それは読んじゃダメ、間違ってるから」と言われました。じゃあ書き直したら??

次は亀の中を案内してくれました。 中には中央に祭壇があり、向って左手には「原爆供養碑」が、 右手には「鉄兜の慰霊碑」が。 そして原爆で全焼する前は国宝だったいう、当時の写真が飾られていました。 さらに早口で外に促され、石碑や庭園を見学。見学なんてのんびりしたものではありませんが・・・

そして最後は、隣に立っている建物へ。 「慰霊殿」 の中には、 太平洋戦争の「各激戦の地で収集された遺品」が展示されていました。 壁には、焼失前の福済寺の写真が。 魚雷や歩兵銃、ボロボロの兜や水筒、手榴弾などなど。 おばちゃんは帰ってしまったので、ここに来て初めてゆっくり見学する事が出来ました。

福済寺は、崇福寺、興福寺、聖福寺と共に「長崎四福寺」といわれる黄檗宗の唐寺です。 キリシタン禁止令により、どこかの寺の檀家となり、 キリシタンではないことを証明するという寺請制度のため、唐人らにより建築された唐寺のひとつ。 寛永5年(1628年)に、中国の僧覚悔禅師によって創建されましたが、原爆によって全焼。 昭和54年(1979年)、原爆被災者と戦没者の慰霊と平和祈念のために、 元国宝大雄宝殿跡地に、鎮魂慰霊の殿堂として萬国霊廟長崎観音が造営されました。 霊廟の上に立つ慈母観音は高さ34m、重さ35tもあるそうです。
長崎市筑後町2番56号
095-823-2663
8:00〜16:00
無休
大人:200円、中学生以下:100円
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