大津島 

 ▲ 徳山港。左手に回天のレプリカがある。右手に見える建物は、大分県とを結ぶ「周防灘フェリー」の営業所
大津島
山口県周南市の大津島は、徳山港から南西10kmに浮かぶ細長い島です。 南北10km足らずの島で、島内には7つの集落があります。 人口は約300人、島内の高齢比率が約77%という限界集落です。 島内にはスーパーやコンビニはありません。

島へのルートは、徳山港から大津島巡航株式会社の船が1日7便あり、 フェリーと旅客船の2艘が運航しています。 小さな島ですが、島内には4つの港があります。

徳山港には大分県竹田津とを結ぶ周防灘フェリーの営業所が中央にあり、 大津島行きの船舶の乗り場は周防灘フェリーの左右に分かれているので、しっかり確認して行きましょう。


 ▲ 徳山港の回天の実物大模型

 ▲ 徳山港

 ▲ 回天の実物大模型
今では自然豊かで景色は美しく、のどかな大津島ですが、 かつて太平洋戦争末期には、日本海軍が開発した特攻兵器、人間魚雷「回天」の最初に開設された訓練基地がありました。 現在でもその訓練基地跡の遺構が残っており、「回天の島」として知られています。

徳山港には、映画「出口のない海」の撮影で使用された、人間魚雷「回天」の実物大模型が展示されています。
こんな細い筒状の魚雷に人間が搭乗して出撃していったのですね。 乗ったら身動きも出来ないくらいではないでしょうか。

始発の「フェリー新大津島」で、回天の島へ向かいました。 回天関連施設への最寄りの港は「馬島港」で、フェリーで44分かかります。 客船の「鼓海U」を利用しますと、たったの18分ですが、 フェリーと客船を合わせて1日に7便しか出ていませんので、時間との相談ですね。

 ▲ フェリー新大津島。大津島の馬島港にて。

 ▲ 馬島の待合所

 ▲ 馬島の待合所
フェリーでの航路は、徳山出発→苅尾→馬島というルートです。 始発に乗船すると、馬島着が8:24で、回天記念館の開館時間である8:30に丁度良い時間となっています。

馬島港の待合所は、お菓子やカップラーメン、焼きおにぎりなど(冷食かな?)が販売されており、 恐らく馬島での唯一の食料補給所ではないでしょうか。 車いすやセニアカーは無料で借りられる様です。 小さな建物の屋上は展望所になっています。

因みに、2016年にオープンした食事処があるという情報を得て安心して向かったのですが、 既に閉店されている様で、馬島に食事をする場所はありませんでした

回天の関連施設を尋ねるには、待合所を背にして、右方向へと進みます。

 ▲ フェリーから見た大津島・馬島港の待合室

 ▲ 馬島港から見た大津島
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回天供養の平和観音像
馬島港の待合所の斜め前には、回天供養の平和観音像が立っています。 平成19(2007)年に建立され、観音像と歌碑などが整備されました。


 ▲ 回天供養の平和観音

 ▲ 回天供養の平和観音

 ▲ 回天供養の平和観音
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飛行科入口門
回天供養の平和観音像のすぐ先には、「大津島公園」があります。 この公園内に、当時の飛行科入口門の柱が立っています。

この 飛行科入口門を通り抜けると、フェリー発着所とは反対側の海岸線が見えます。 そこから、回天訓練基地跡 が見えていました。


 ▲ 飛行科入口門

 ▲ 飛行科入口門辺りから回天訓練基地跡を見る
夏になれば賑わいをみせるであろう、「大津島ふれあいセンター」やロッジを左手に見ながら、 「回天記念館」「回天基地跡」の方面に進んで行きます。

「回天記念館」方面と、「回天訓練基地跡」への二股の分岐がありますが、 まずは「回天記念館」で知識を深めてから、「回天訓練基地跡」で実際の遺構を散策すると、 より理解が深まり、心に響くものがあると思います。

 ▲ 大津島ふれあいセンター付近

 ▲ ロッジが並ぶ
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地獄の階段
回天記念館へ向かう途中、フェンスで立ち入り禁止にされている石段があります。 大津島小学校の校庭の端っこの方にあります。

この石段は、訓練にも活用され、当時「地獄の石段(階段)」といわれていました。 ここは、当時大きな扉があり、今は扉の蝶番(ちょうつがい)だけが残っています。 また、道沿いの海側にある塀も当時の物です。 ここから回天記念館(元兵舎)に向かう急な坂道は、「回天坂」といわれていたそうです。

 ▲ 地獄の石段

 ▲ 地獄の石段
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回天記念館
大津島回天基地の元兵舎跡に建てられた記念館です。 回天に関わる遺品、資料の展示を中心に、回天の歴史や時代背景、当時の生活などをパネル展示やビデオで紹介する施設です。 また研修室、視聴覚コーナーなどを備え、平和について学習する施設となっています。

『回天記念館』 のページへ

 ▲ 回天で殉職した烈士石碑と、回天記念館
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魚雷見張所跡 / 展望広場
回天記念館へ向かう坂道の途中に、「魚雷見張所跡」「展望広場」の入口があります。 遊歩道は全長約700mで、展望広場まで約20分で登れます。
入口に「展望広場 700m」「魚雷見張所跡 400m」と表示がありましたので、 近い方の魚雷見張所跡まで登ろうかな〜と軽い気持ちで登ったのですが、 「魚雷見張所」と「展望広場」はたいして離れていません。 300mもない(というか、100mもない感じ)です。

大津島には、回天基地が設置される前、すでに九三式魚雷の発射試験を行うための整備工場がありました。 この魚雷見張所は、宇部沖にむけて発射される魚雷を観測するために設けられたものです。

 ▲ レンガ造りの上からコンクリートで固めてある様だ

 ▲ 展望広場のモニュメント「未来の風」

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回天訓練基地跡
もともと昭和12年に開設された、九三式魚雷の発射場であったこの地を、 人間魚雷「回天」の訓練基地として転用したものです。
「回天」の訓練基地は、ここ大津島に最初に開設され、 その後山口県の光(光基地)と平生(平生基地)、大分県の大神(大神基地)と、 全国に4箇所開設されました。 その中で当時の施設が現在も残っているのはここ大津島のみとなっています。

『回天訓練基地跡』 のページへ

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変電所跡 / 危険物貯蔵庫跡
回天整備工場の跡地は、現在の馬島港から大津島小学校にかけて建設されていました。 大津島小学校(休校)の敷地内には、変電所、危険物貯蔵庫、点火試験場といった施設が現存しています。

 ▲ 変電所跡

 ▲ 危険物貯蔵庫跡
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大津島 DATA
住所山口県周南市
電話番号
公式HP
備考
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last visited : 2017/05/08