海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館 
海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館
広島県呉市の「大和ミュージアム」や「ゆめタウン呉」に隣接しており、 実物の潜水艦の屋外展示がひと際目を引く史料館です。
海上自衛隊の広報を目的とした施設のため、展示の充実ぶりからは驚きの、入館料が無料となっています。

1階では海上自衛隊の歴史について、 2階では機雷の脅威と掃海艇の活躍、3階では潜水艦の活躍について、実物・模型・図解や映像などで紹介されています。

 ▲ 大和ミュージアムから見た「てつのくじら館」

 ▲ 海軍鎮守府の時代から、現代の海上自衛隊への移り変わり

 ▲ 1階部分では海上自衛隊の歴史を紹介
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 ▲ 2階では機雷の脅威と掃海艇の活躍を紹介
2階フロアで紹介されているのは、機雷の脅威と掃海艇の活躍です。 機雷とは、機械水雷の略で、 水中に設置されて艦船が接近・接触したとき、自動または遠隔操作により爆発する水中兵器のことです。 機雷の敷設してある海面・海中をさらって機雷を除去する事を掃海と言います。

先の大戦によって、日本の海には1万個をも超える機雷が沈んでいました。 その機雷を除去し、安全な航路を開くことが、戦後復興への必須事項でした。
危険を顧みず掃海の任務にあたる海上自衛隊の様子や、掃海の技術、掃海艇など、 様々な展示があります。

 ▲ はつしま型掃海艇に搭載された機雷処分具(海中ロボット)

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3階では、潜水艦の活躍を紹介しています。
昭和30年にアメリカから貸与された1隻の潜水艦「くろしお」から、海上自衛隊の潜水艦のあゆみがはじまりました。 45年に引退するまで、水上艦のための対潜訓練目標として働き、 また要員養成の場として機器操作の習得、サブマリナーの育成、 国産潜水艦建造に対する資料提供など、 海上自衛隊潜水艦及び潜水艦部隊の発達に大きく貢献しました。

潜水艦の構造や、艦内の生活、潜水艦の模型や、潜水艦の基本の攻撃兵器である「魚雷」についてなどの展示があります。

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 ▲ 潜水艦乗りへの第一歩は、己の艦を徹底的に理解することからはじまる

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3階の展示を過ぎると、ここ「てつのくじら館」の一番の目玉である、 屋外展示・潜水艦「あきしお」の艦内を見学できます。
この潜水艦「あきしお」は1986年から2004年まで、実際に海上自衛隊で使用されていたもので、 全長76m、重さ約2200tの潜水艦です。




 ▲ 士官公室 (機長や士官が会議や食事をする場所)

 ▲ 第1、2士官寝室

 ▲ このスロープは見学用に設置されたもの



「あきしお」の艦内前方部分に位置する発令所では、自衛官の方がいらっしゃり、 簡単な説明などをして下さいました。
潜望鏡は今も現役で、覗いて見る事が出来ました。 足元には覗き窓が設置され、下の魚雷発射管室を覗き見る事が出来ます。

てつのくじら館の1階には、「JMSDF SHOP & CAFE」があります。 てつのくじら館オリジナルグッズや自衛隊グッズの販売、 カフェでは、あきしお第10代艦長認定の「あきしおカレー」などを提供しています。

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 ▲ 足元から、搭載されている魚雷が見える

 ▲ JMSDF SHOP & CAFE

 ▲ 大和ミュージアム屋外展示の潜水調査船「しんかい」と、奥に「てつのくじら館」が見える
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海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館 DATA
住所広島県呉市宝町5番32号
電話番号0823-21-6111
開館時間9:00〜17:00
休館日
入館料無料
公式HPhttps://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/
備考
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last visited : 2017/04/08