カトリック堂崎教会 (堂崎教会堂) 
カトリック堂崎教会 (堂崎教会堂)
カトリック堂崎教会は、 五島列島の下五島に当たる福江島にある教会堂です。 堂崎天主堂とも呼ばれています。

江戸時代からのキリスト教禁教令廃止以降、五島列島で最初に建てられた聖堂です。 1974年(昭和49年)に堂崎教会の名称で長崎県指定有形文化財に指定されました。 現在は堂崎天主堂キリシタン資料館としても活用されています。
堂崎民俗資料館も併設されています。


 ▲ この手前に駐車場があり、そこから歩く

 ▲ 教会手前にはカフェやショップが数件ある

堂崎教会の数十メートル手前に無料の駐車場が整備されています。 駐車場から堂崎教会まで海岸沿いの道には、カフェやマドレーヌ屋さんといったショップが2〜3件ポツポツとあります。
そのまま進むと 教会の裏手の方から入る事になり、 受付で拝観料を払います。

正面から見ると、素晴らしい赤煉瓦造のゴシック調の聖堂です。 赤煉瓦の建物に、窓枠などに使われている白い色が良く映えています。
設計は2代目主任神父のペルー神父で、施工は野原与吉・鉄川与助が担当した、 五島初の洋風建築とされています。
内部は木造で、ステンドグラスの模様は五島の他の教会と同じく椿をモチーフにしています。 天井はリブ・ヴォールト天井です。
明治6年(1873)キリシタン禁教の高札が下ろされ、信者たちは信仰の自由を迎えた。 それから4年後、五島キリシタン復興の任を帯び、フランス人宣教師フレノー、マルマン両神父が五島を訪れた。
マルマン神父は明治12年堂崎小聖堂を建立し初代主任司祭となった。 その後、2代目主任司祭のペルー神父は明治37年用地を拡張し、 現在の赤煉瓦造りの新聖堂建築に着工、同41年に完成、長崎西坂で処刑された26聖人の一人で五島出身の ヨハネ五島を祈念して「日本26聖人殉教者聖堂」と命名された。
外観はイタリアから運ばれた赤煉瓦でゴシック様式に仕上げられ、内部は木造で色ガラス窓、 コーモリ天井定法どおりの教会堂建築に仕上げられている。
かつては、五島布教の中枢教会であり、社会奉仕施設や修道院の草分けでもあり、 キリシタン史上からも重要な位置を占める由緒ある教会である。
[現地案内より転記]

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 ▲ 左:長崎で処刑された26聖人のひとり、ヨハネ五島の銅像
 ▲ 右:初代教会堂を建てたマルマン神父と現教会堂を建てたペルー神父の像


 ▲ ろざりおのさんたまりや


 ▲ 堂崎民俗資料館
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 ▲ 堂崎教会の駐車場から見た景色

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カトリック堂崎教会 DATA
住所長崎県五島市奥浦町堂崎2019
電話番号
拝観料大人:300円、中高生:150円
公式HP
備考
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last visited : 2014/08/18