筥崎宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水両宮とともに日本三大八幡宮に数えられます。
応神天皇(第十五代天皇)を主祭神として、神功皇后、玉依姫命をお祀りしています。
楼門は文禄3年(1594年)、筑前領主小早川隆景が建立しました。
「敵国降伏」の扁額(へんがく)を掲げていることから伏敵門とも呼ばれています。
この扁額は、元寇の際に亀山上皇が「敵国降伏」を祈願して掲げた物で、
以来、海上交通・海外防護の神として信仰されています。
主な神事としては
1月3日に行われる「玉せせり(玉取祭)」、
9月12日〜18日に行われる「
放生会(ほうじょうや)」が有名で、
特に放生会は、参道に500もの露店が並ぶ、九州一の秋祭りです。
本殿・拝殿、楼門、一の鳥居、千利休奉納の石燈籠は国指定重要文化財に指定されています。