原尻の滝 

原尻の滝
大分県豊後大野市緒方町の一番の名所といえば、この「原尻の滝」です。
田園に囲まれた平地に突如滝が現れるのが特徴で、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれるこの滝は、 「日本滝百選」のひとつにも選ばれています。

幅120メートル、高さ20メートルのこの滝は、滝の周りを1周出来る遊歩道が整備されており、 滝の正面に架かっている木製の吊橋「滝見橋」からの眺めもさることながら、滝の上からなど 色々な角度から眺めることができます。 また滝壺の正面の河原へ下りることもでき、マイナスイオンたっぷりの水しぶきを浴びながら、幾筋もの滝が落下するダイナミックな姿を楽しめます。


滝の上流には沈下橋が掛っており、柵などもないので、滝へと注ぎ込む緒方川の流れをダイナミックに感じることが出来ます。 また上流の川の中に緒方三宮社の二の宮鳥居が見えるという不思議な光景があります。

滝と隣接して「道の駅 原尻の滝」があります。 また、毎年4月の第1土曜日から第3日曜日まで「緒方町チューリップフェスタ」が開催され、 原尻の滝周辺が50万本のチューリップで彩られます。

 ▲ 吊り橋を渡ると、キリンビール用の麦畑が広がっている

 ▲ 吊り橋を渡り、滝を見下ろす角度から

 ▲ 滝の上部。二の宮の鳥居と沈下橋

 ▲ 滝を見下ろす位置まで行く事もできる

 ▲ 滝の上部

 ▲ 滝の上部から吊り橋、道の駅を見る

 ▲ 不動明王が見守っている

 ▲ 滝つぼの正面の河原に下りられる
この滝をつくっている岩石は、約9万年前におきた阿蘇火山の大噴火によって発生した巨大火砕流が冷えて固まったものです。 火砕流とは、噴火で大量に吹き上がった火山ガス、溶岩、軽石、火山灰などが、高温のまま上空から一気に落下し流れ下る現象ですが、 ここ大野川流域はその火砕流に厚く埋め尽くされました。 たまった火砕流は熱により再び溶けた後、徐々に冷えていきますが、この冷えていく過程で生まれたタテ方向のひび割れが 「柱状節理」とよばれるものです。

滝の上では、ポットオール(おう穴)と呼ばれる無数の穴が見られます。水の力によって石がころがり、川底に丸い穴があいたもので、 このポットホールがつながり溝のようになっています。
【現地案内板より転記】
原尻の滝 〜自然、産業、人々の思いが交差する場所〜
原尻の滝は、大野川の支流「緒方川」にかかる滝で、高さ約20m、幅約100m、上空から見ると美しい弧を描いている滝です。 普段は、穏やかに水が落ちるこの滝ですが、ひとたび大雨が降ると一気に水量が増し、激しく流れる川に変わります。 切れ目なく落ちる水は滝を形づくっている岩を滑っていきます。その岩は、実は大きな一枚岩であり、 このおおいた豊後大野ジオパークにもっともなじみの深い石、阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれる岩石でできています。 この滝は、平野部にあるため簡単に立ち寄ることができ、人々の生活に大きな影響を与えてきました。 滝と、滝を舞台にした歴史や文化、産業の発展を学べることが、この滝の特徴です。
【現地案内板より転記】
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道の駅 原尻の滝
原尻の滝に隣接した道の駅です。 地元緒方町の特産品を始めお土産などを販売する売店「滝の館」とレストラン「白滝」が入る大きなピラミッド型の建物があり、 道を挟んで向かいの駐車場には新鮮野菜の直売所「愛菜果」があります。
原尻の滝のすぐ近くには藁葺屋根と水車のある建物があります。

 ▲ 売店「滝の館」とレストラン「白滝」がある


 ▲ 奥に見える建物が直売所「愛菜果」、農業用水路「緒方井路」の水車
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原尻の滝 DATA
住所大分県豊後大野市緒方町原尻
電話番号0974-42-4140 (道の駅 原尻の滝)
駐車場あり。無料
公式HP
備考
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last visited : 2018/04/27