国東半島の国見町伊美港より約6km離れて浮かぶ
姫島 には、
渡り蝶であるアサギマダラが年に2回、春と秋に飛来します。
アサギマダラは翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、成虫は日本本土と南西諸島・台湾の間を往復しています。
千キロ以上を移動している蝶なのです。
日本列島を春に北上、秋に南下していますが、
ただし北上する個体と南下する個体は子孫の関係にあります。
5月中旬〜6月上旬頃には、みつけ海岸に自生するスナビキソウの蜜を求めて飛来し、
10月中旬頃には金地区に自生するフジバカマの花の蜜を求めて飛来します。
南の地から飛来したアサギマダラは、春にみつけ海岸で休息し、北の地に向かって飛び立ちます。
そして世代交代した蝶が、北の地から飛来し、秋に金地区で休息し、更に南の地に向かって南下して行くのです。