厳島神社 (嚴島神社) 
厳島神社 (嚴島神社)
厳島神社 (公式表記:嚴島神社) は、広島県廿日市市の離島、 宮島(厳島) の北東部、弥山(みせん)(標高535m)の 北麓に鎮座している神社で、 全国に約500社ある厳島神社の総本山です。 ユネスコの世界文化遺産に「厳島神社」として登録されています。
宮島(厳島)は日本三景の一つに数えられています。

平家からの信仰で有名で、平清盛により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられましたが、 その後焼失し、鎌倉時代に再建されました。
平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られる日本屈指の名社で、 主要な社殿は海域に建っており、 廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいる様に見えます。


 ▲ 宮島

本社本殿・幣殿・拝殿(以上1棟)、 本社祓殿(はらいでん)、摂社客神社本殿・幣殿・拝殿(以上1棟)、 摂社客神社祓殿、東廻廊、西廻廊の計6棟が1952年に国宝に指定されています。 高舞台、平舞台、左右門客神社、左右楽房は国宝の「附」(つけたり)指定扱いとなっています。

潮が満ちている間は海に浮かんでいる様に見える厳島神社ですが、 潮が引くと大鳥居まで歩いて行くことができ、違った姿を見ることができます。
厳島神社 沿革

厳島は古来よりその山容に零気を感じ、島全体が神として信仰されてきた。
社伝によると、厳島神社は推古天皇元年(593)に、この地域の有力者であった 佐伯鞍職(さえきのくらもと)によって創建されたのが始まりとされる。
仁安3年(1168)当時の太政大臣 平清盛公によって寝殿造りの様式を取り入れ造営されたものが 現在の社殿の礎となっていると伝わる。
鎌倉時代の二度の火災を始め、台風等に幾度となく被災するも、 その時代の人たちの尽力によって修復されてきた。
社伝群は国宝及び重要文化財に指定されており、 平成8年(1996)に、世界文化遺産に登録され現在に至っている。
[現地案内板より転記]


 ▲ 大鳥居は国指定重要文化財。平安時代から数えて8代目で、明治8年に再建されたもの
大鳥居は高さ約16m、主柱の根回り約10m、 木造の鳥居としては国内最大級の規模を誇ります。



page top 










 ▲ 本殿






 ▲ 平舞台(国宝)

 ▲ 天神社

 ▲ 能舞台(重要文化財)

 ▲ 反橋(そりばし)(重要文化財)
page top 
干潮時の大鳥居
重要文化財に指定されている厳島神社の大鳥居は、 潮が満ちている時には海に浮かぶ荘厳な姿を見せてくれます。 そして潮が引くと大鳥居の下の周囲まで歩いて行くことができ、 その大きさを目の前に見る事ができます。
潮位が250cm以上で厳島神社が海に浮かんで見え、 潮位100cm以下で大鳥居まで歩いて行けると言われています。

年間潮汐(ちょうせき)早見表が観光協会のホームページに掲載されていますので、 それを基に旅行の計画を組むと良いですね。
宮島にゆっくり滞在できるのであれば、海に浮かぶ厳島神社と、干潮時の大鳥居と どちらも見たいところです。
(潮汐の時間帯によっては、片方しか見られない日もあります)

この大鳥居は根元を海底に埋めている訳ではなく、自分の重みだけで立っています。 島木の中に玉石7トンを詰めて重しにしたり、足の部分は安定感のある6本足にして、 海底部分は松材の杭を打って地盤を強化し布石を並べて基礎の代わりとするなど、 先人の知恵によって自立しています。

 ▲ 干潮時には大鳥居まで歩いて行けます

 ▲ 干潮時の厳島神社
大鳥居に近付いて見ると、大鳥居の周辺には、日本の硬貨や外国のコインなど 沢山の小銭が散らばっていました。 余りに落ちているので、踏みそうで(実際に踏んでいるかも)、 気を付けて小銭を避けて歩きました。 お金を踏むって罰当たり・・・
トレビの泉の様に小銭を投げているのかと思いましたが、 何と鳥居の足の亀裂に沢山の小銭が挟み込まれていました。 それが周囲に散らばっていたのですね。
お賽銭間隔なのか、信仰心なのかは分りませんが、鳥居自体を傷つける行為って、 逆に罰当たりなのでは・・・?
実際に、鳥居の傷を広げ、劣化を進めるのという事で、神社側は苦慮しているそうです。 重要文化財を傷つける行為は止めましょう。



 ▲ 小銭を挟まないで!!
page top 
厳島神社 DATA
住所広島県廿日市市宮島町1-1
電話番号0829-44-2020
開門時間6:30〜17:00(季節により17:30、18:00)
昇殿初穂料大人:300円、高校生:200円、中・小学生:100円
公式HP
備考
近隣 SPOT 関連 LINK

BACK    HOME    PAGE TOP
last visited : 2017/04/09