緒方宮迫西石仏
宮迫石仏の駐車場より左回りに約200m登ったところに、仏龕に覆われた『緒方宮迫西石仏』があります。
宮迫西石仏も、東石仏と同じく平安時代の終わりごろ作られたと考えられています。
仏龕の中には三体の如来像が平等並列の状態で彫られています。
向かって左から、薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来と配置されており、薬師如来は現世に、釈迦如来は過去に、阿弥陀如来は未来に、それぞれ御利益があると言われています。
彩色が良く残っていますが、昭和9年頃に塗り直したものと考えられています。
西石仏が安置された仏龕の左手には、苔に覆われた岩窟がありますが、中には何もありませんでした。
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