長崎鼻 / 竜宮神社
長崎鼻 / 竜宮神社
「長崎鼻」は薩摩半島の最南端に突き出た岬です。
東シナ海越しに望む秀峰「開聞岳」の姿も美しく、 また岬の先端には真っ白い灯台が建つ、素晴らしい景勝地です。
天気の良い日には、南の洋上に屋久島・竹島・硫黄島を望むことができます。
ウミガメの産卵地になっていることから、浦島太郎が龍宮場へ旅立った場所として伝えられ、 「龍宮神社」が建立されています。
風光明媚な場所であるため、古くから観光地化されており、 岬までの沿線には土産物屋や飲食店が立ち並んでいます。
土産物などが並んだ小道を抜けると、まず「龍宮神社」が鎮座しています。
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▲ ナニコレ珍百景に登録された土産物屋
▲ 鹿児島出身の有名人や、鹿児島弁など
龍宮神社 (竜宮神社)
龍宮神社は名前の通り、この地に残る竜宮伝説にちなんで豊玉姫(乙姫様)を祀る神社です。 竜宮伝説は各地にありますが、ここ長崎鼻は竜宮伝説発祥の地と言われています。
縁結び、航海(旅)、大漁祈願などに多くの参拝者が訪れます。
ここで奉納するは絵馬ではなく、貝殻です。 貝殻に願い事をしたため、壺の中へ奉納します。そして本殿の正面で鈴を鳴らして祈願するのです。
▲ 竜宮神社
▲ 貝殻祈願
▲ 龍宮神社
【長崎鼻の竜宮伝説】
古事記にある「山幸彦と海幸彦」や「浦島物語」などの竜宮や乙姫にまつわる伝説は、全国各地にありますが、 ここ長崎鼻は、竜宮伝説の発祥の地として知られています。
長崎鼻周辺に伝わる伝説によると山幸彦(浦島太郎のモデル)は、竜宮城で豊玉姫(乙姫)と出逢い結ばれ、 3年間を過ごしました。 その後、山幸彦はすでに身ごもっていた豊玉姫を連れ、玉手箱(枚聞神社に奉納)と千年古酒を入れた2個の大甕(おおかめ)を乗せ、帰ってきました。
たどり着いたところは山川郷竹山の「無瀬の浜」の海岸。 この沖合にあり、竜宮門とも云われる奇形の島「俣川洲(またごし)」で豊玉姫はお子をお産みになったと伝えられ、 その子は「鵜茅葺不合命(ウガヤフキアエズ)(神武天皇の父)」と名づけられたと云われています。
また一説にこの話は「竜宮城は琉球城であり・・・」とのくだりがあることから、 大和と琉球の交易を示す話とも云われています。
【竜宮神社と長崎鼻について】
@ この龍宮神社は古事記、日本書紀にある豊玉姫(乙姫様)を祀ってあります。 長崎鼻には古くから浦島太郎伝説があり、発祥の地と言われています。 古書に「竜宮城ハ琉球ナリ」と云われ、黒潮浮かぶ遥か南の琉球城を彷彿とさせます。
A この海岸一帯の砂浜には、今もたくさんのウミガメが産卵のために上陸します。 ウミガメが産卵する場所は、近くに豊かな漁礁があり亀にとってもたくさんの餌があること、 また外敵が少なく安全で、孵化した赤ちゃん亀が無事に海に戻れるような、砂浜が広がっていることがあげられます。
B つまり、ウミガメが上陸する海岸は、海の幸を育む豊かな自然があることから、 昔から漁師や釣人達は海の守り神として亀を大切にしました。 亀が魚網にでもかかれば手厚くもてなし、お酒を振舞い海に返してあげました。 こうしたことから神話伝説ともあいまって、浦島太郎や乙姫様(海神の娘)を祀って信仰する風習は日本のいたる所にあります。
C 長崎鼻の龍宮神社は浦島太郎と乙姫様が出会った縁結びの神様として、また家内安全・商売繁盛・航海安全の守り神として 今も多くの人が参拝に訪れます。
[現地案内板より転記]
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「龍宮神社」から「長崎鼻灯台」まで続く道の途中に、 開聞岳をバックに写真を撮る撮影ポイントがあります。
そこには亀を連れた浦島太郎の像が座っており、周りには真っ白な貝殻が奉納されている 「貝殻祈願所」がありました。
この浦島太郎像は、
「若返りの浦島太郎」
!!!
浦島太郎を2回まわって亀をなでると若返るのですって!!!
男性は左側に2回まわり、女性は右側に2回まわり、祈願します。 若返りだけでなく、色々な祈願をしたら良いみたい。
▲ 長崎鼻から見る開聞岳
▲ 長崎鼻
▲ 若返りの浦島太郎
▲ 若返りの浦島太郎
▲ 長崎鼻灯台へ
▲ 長崎鼻 灯台までの道から龍宮神社を振り返る
▲ 長崎鼻
薩摩長崎鼻灯台
長崎鼻の先端に建つ「薩摩長崎鼻灯台」は、 風光明媚なこの地に相応しいものにしようと特別に統計されて、昭和32年(1957年)に完成しました。 大隅半島と薩摩半島に囲まれた錦江湾(鹿児島湾)に出入りする船舶や東シナ海を航行する船舶の道しるべとして、 重要な役割を果たしている灯台です。
長崎鼻は連続した溶岩やゴツゴツした岩石でできた延長約2kmの岬です。 この長崎鼻灯台の周辺を見ると、黒い溶岩や溶岩が流れ出たときの縞模様を見ることができます。
長崎鼻は約10万年前に噴火した火山の名残と考えられています。
また長崎鼻先端から東の方を見ると、火山岩頸である小さな島が見えます。 島の中央には小船が通れるほどの穴が開いており、 島全体が門のように見えることから、別名「竜宮門」と云われています。
▲ 薩摩長崎鼻灯台
▲ 長崎鼻灯台から東に見える小さな島が「俣川洲」
▲ 長崎鼻灯台から先端の岩場を見る
▲ 長崎鼻の先端から振り返る
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長崎鼻 DATA
住所
鹿児島県指宿市山川岡児ケ水
電話番号
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定休日
駐車場
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