桜島は鹿児島県の鹿児島湾(錦江湾)にある、東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77km²の火山島で、 その面積の約85％は霧島屋久国立公園に指定されています。 かつては文字通り島でしたが、1914年(大正3年)の噴火により大隅半島と陸続きとなった為、 現在は大隅半島側からは車で無料で行き来が出来ます。 鹿児島市から渡るには、鹿児島市営の桜島フェリーが24時間運行しています。
桜島は現在も頻繁に噴火を繰り返す活火山で、入山禁止の場所はありますが、 住居区には特に影響はなく、島内には約5000人の方が暮らしています。
文明(1476年)、安永(1779年)、大正(1914年)、昭和(1946年)の大爆発は記録的なもので、 その時に流出した溶岩原が各地で見られます。

桜島の周囲をぐるりと一周する様に、北側が県道26号、南側が国道224号となっていますが、 桜島の主な観光地は、南側に集中しています。

桜島国際火山砂防センター： 火山災害及び砂防土木に関する展示啓発センターです。 桜島では土石流が頻繁に発生するため、あちこちに砂防が設置されていますが、 ここでは 土石流災害や砂防、桜島の歴史などを学べます。

桜島を車で走っていると、屋根の付いた小さな小屋の様な建物が密集している場所を見かけます。 気になって良く見ると、屋根と壁の付いたお墓でした。 成る程、桜島の降灰からご先祖様を守る為に、こんな立派なお墓になっているんですね。 帰りに垂水や霧島でも見ていると、桜島の降灰が届く地域のお墓はちゃんと屋根付きになっていました。 他に駐車場も屋根付きです。

桜島は、"桜" という名の割には、島の至る所に桜が咲いている訳ではなく、 際立った桜の名所がある訳でもありません。 (「桜島自然恐竜公園」が桜の名所とされていますが、本数は約460本)
しかし丁度桜の時期に訪れた桜島、 赤水展望広場 から 「桜島」溶岩なぎさ公園 へと続く道路沿いには桜が植えられ、 "桜島の桜" を少しだけ楽しむことが出来ました。 また、この周囲の街灯は、桜島と桜島大根をモチーフにしてあり、とても可愛らしい形をしています。

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