日田市から小国町方面へ向かう国道212号線を走ると、 「道の駅 水辺の郷 おおやま」を通り過ぎてすぐに、 右手の山の方に上る道があるので、そこから上がって行きます。
ひびきの郷の施設内には、 宿泊施設「あさもや」、天然温泉「なごりの湯」、特産品販売所、リキュール工房(梅酒、すもも酒、ゆず酒など)、 レストラン、体験工房などがあります。 リキュール工房ホール内ではリキュールを試飲することもできます。

大山町の特産物は梅であり、大山町の至る所で梅の木を見ますが、 ひびきの郷に隣接して「おおくぼ台梅園」があります。 従ってリキュール工房でも梅を使った物が殆どですし、特産物販売所にも梅の加工品が多数並んでいます。
また、2月下旬〜3月下旬にかけて開かれる『日田おおやま梅まつり』のメイン会場ともなっており、 『おおくぼ台梅園』では8ヘクタールの梅園に約6千本の梅が咲きます。

ひびきの郷の背後には響渓谷が聳えており、天然温泉やお宿の部屋からは響渓谷を眺められる造りとなっています。 秋の紅葉の時期にはひときわ美しいことでしょう。

ひびきの郷にある天然温泉施設で、響渓谷の絶景を眺めながら浸かる温泉は格別です。 露天から響渓谷をダイナミックに感じるのは勿論のこと、 広い内風呂は響渓谷に向かって全てガラス張りになっているので、どの浴槽からでも響渓谷を眺められます。

浴場に入ると小さなかかり湯があるのでまず体を流します。 大浴場の大きな内風呂は湯がザバザバ投入されていて、浴槽からどんどん溢れ出て行きます。 ジェットバスになっていて、下から2ヶ所、壁から2ヶ所出ています。 とても広い湯船ですので、人が沢山いても余り気にならないと思います。 しかしお湯にこれといって特徴はありません。 無色透明で、つるぬる感もありません。

内風呂は他に小さな浴槽のイベント湯と水風呂があります。 イベント湯は時期によって内容が違う様ですが、梅まつり期間中でしたので“梅の湯”になっていました。 物凄いピンクの湯に人工的な匂い・・・(汗)　 その横にはサウナがあります。 洗い場はひとつひとつが仕切られていて、隣が気にならないので良いですね。

お楽しみの露天風呂は、岩風呂です。 目の前に響渓谷を一望でき、とにかく眺めが素晴らしいです。 紅葉の時期に訪れたいですね。 響渓谷に向かって休憩しながら湯に浸かるのでしょうか、椅子も置いてあります。 そして大きく『飲用不可』と注意が貼られています。 そうです、こちらのお湯は天然温泉ではありますが、残念ながら循環なのです。

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