糸島市二丈にある落差15m、幅12mの滝で、同じ糸島市にある 白糸の滝 と似た形状をしています。
平家落人伝説が伝えられる唐原（とうばる）地区にあり、源平合戦に敗れ逃れてきた平重盛の妻や 子の千姫・福姫が水際で舞ったという伝説があります。

千寿院というお寺の前から林道を15分程歩きます。 林道は登りになっていて、最初は割と歩きやすいですが、 途中、千寿院の滝から流れる川を渡ったり、足場が悪い林の中を歩いたりと、 殆ど整備はされていない為、お子様や年配者には危ないかもしれません。
しかし 白糸の滝 が夏場込み合うのに対して、 ほとんど人の来ない（訪れた日は無人でした）隠れた涼スポットです。

糸島市二丈深江にある千寿院周辺は、『平家落人の里 唐原』と云われ、 平安時代の末期に源氏に追われた平家は各地に隠れ住んだが、その中で 平清盛の嫡男である平重盛の内室(妻)と千姫、福姫の2人の姫が逃げ延び、この地で暮らしていたが、源氏の追手によって殺害されたと云う。 残った家臣たちはこの地に留まり、素性を隠して内室と姫たちの御霊を弔ったと伝えられています。
現在もこの地に内室の墓、姫たちが都を懐かしんだという都見石、重盛の遺髪を埋めたと伝えられる黒髪塚などの史跡が残っています。
この建て看板がある場所に車が数台停めれ、数mの場所に「千寿院」そこから徒歩15分の所に「千寿院の滝」があります。

千寿院の滝へ続く林道の入り口にあります。 ここからの眺めは素晴らしく、水を張った二丈の棚田、船越湾、そして可也山が見渡せます。