鹿児島県霧島市にある新川渓谷一帯に点在する温泉群「新川渓谷温泉郷」のひとつである
「
塩浸温泉(しおびたしおんせん、しおひたしおんせん)」は、
1806年(文化3年)頃に発見され、温泉で鶴が傷を癒していたことから鶴の湯と呼ばれるようになりました。
1866年5月1日(慶応2年3月17日)に坂本龍馬・お龍夫妻が訪れ、合計18日間滞在した事で有名です。
「寺田屋遭難(1866年3月9日)」と呼ばれる襲撃事件で負傷した龍馬は、妻・お龍を伴い鹿児島へ渡り、
刀傷の治療のために薩摩の霧島温泉で療養します。
この龍馬とお龍との旅行が、日本で初めての新婚旅行と言われています。
塩浸温泉龍馬公園 には、「塩浸温泉」、
「坂本龍馬・お龍新婚湯治碑」、「龍馬資料館・この世の外」、「龍馬とお龍の縁結びの足湯」、
そして龍馬資料館の裏手には
龍馬とお龍が通った山道があります。
現在の塩浸温泉は、日帰りの入浴施設になっており、龍馬の様に湯治する事は出来ませんが、
二つの源泉が楽しめる温泉で、2010年に改装オープンされただけあって綺麗な施設です。
また、現在の塩浸温泉は、実際に龍馬が浸かった浴槽ではなく、
龍馬とお龍が実際に浸かったとされる浴槽は、川岸に現存していますが、
現在はこの浴槽に入浴する事は出来ません。
塩浸温泉龍馬公園パンフレット@
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