大分県豊後高田市黒土にある「椿光寺(しゅんこうじ)」は、通称「椿寺」と呼ばれています。
また、『椿大師元祖の寺』と呼ばれています。
※ この地区には「椿」と名の付く寺院が3つ (椿光寺、椿堂、椿大堂) 密集しており、
椿堂と椿大堂は同じ境内にあり、HPや山門も共に掲げている友好的な関係、
それに対して椿光寺は別のお寺という構図です。
椿光寺は「元祖」、椿堂は「本家」と主張している様です。
約300年前の宝暦10年(1760年)、天台宗
天念寺 の10代目住職の十一世世殿法印和尚によって開基されたと伝えられています。
天念寺の10代目住職が四国を巡拝した後、この地に豊後四国八十八ヶ所を開かれました。
現在の椿光寺境内の東の隅に、古くは椿の大樹が生い茂っており、
その根元に大師をお祀りして以来、御利益を授かる参拝者の方々から椿弘法大師・椿のお大師さんと信仰されてきました。
そして椿大師の偉徳を忍び、「椿大師本堂」を建立し、
椿の大樹古跡に「大修行像(弘法大師像)」を建立されたそうです。