大穂の観音さまとして親しまれている馬頭観音は、筑前の国三十三観音の第十八番霊場とされています。
本尊は奈良時代の僧行基菩薩の一刀三礼の作と云われ、三面八臂高さ約1mの馬頭観音です。
33年間に前半17年、後半16年毎の2回の大祭時のみに開帳される秘仏です。
古くは大穂と野坂の境、鐘撞田という地にありましたが、
兵火の為に堂宇が焼失し、永享元年(1429年)に現在地に移転され、
慶安2年(1649年)に筑前藩主黒田忠之が現在の本堂を再建しました。
福岡市城南区の「
油山観音」、
糸島市の「
雷山観音」と共に、
福岡の三大観音の一つとされています。