鵜戸神宮 
鵜戸神宮
「鵜戸(うど)神宮」は、宮崎県日南市の日向灘に面した断崖の中腹に建つ神社です。 自然の洞窟の中に本殿・拝殿などが鎮座されています。
この洞窟は海水の侵食でできた海食洞であり、 1千平方メートル(約三百坪)ほどの広さがあります。

この一帯は日南海岸国定公園に指定されており、 境内からの景色も素晴らしいです。 太平洋の荒波に揉まれた奇岩が連なる風光明媚な景勝地となっています。
地元では古くから「鵜戸さん」と親しみを込めて呼ばれていました。

 ▲ 鵜戸神宮本殿の鎮座する洞窟

 ▲ 鵜戸神宮の第一駐車場から境内
鵜戸神宮の駐車場近くには、土産物屋やカフェなどがあり、またお守りなどを販売する「授与所」があります。
土産物屋では「おちちあめ」というお土産が販売されています。 これは境内の洞窟内にある霊石『 おちち岩 』に由来するものです。

鵜戸神宮の主祭神の母君「豊玉姫」が綿津見国へ去る時、御子の育児のために左の乳房をくっつけたものが「おちち岩」であり、 主祭神はそこから滴り落ちる「お乳水」で作った飴を母乳代わりにしたという言い伝えです。
「おちちあめ」は土産物屋で販売されているものと、境内で販売されているものがあります。

土産物屋や授与所の先には『神門』があり、神門の左手に「社務所」、神門の正面に『楼門』があります。

 ▲ カフェや土産物屋、右の建物が授与所。中央の石階段は「八丁坂」と呼ばれる

 ▲ 神門
【国指定名勝 鵜戸 平成29年10月13日指定】

名称鵜戸は、日向灘に突き出た岬で、古来より南九州各地から厚い信仰を受け、 修験の場としても栄えてきた。 また、日向神話の海幸山幸神話の舞台として、鵜戸神宮本殿が立つ洞穴(隆起海食洞)や亀石、 お乳岩や速日峯陵(はやひみねりょう)(主祭神陵)、周辺の玉依姫陵伝承地(宮浦古墳)などが伝えられている。

名勝の中核をなす鵜戸神宮は、南九州を代表する神社である。 鵜戸神宮の社伝には延歴23年(804)に社殿を再興したとあり、近世には飫肥藩主伊東氏の庇護のもと造替や改修が行われた。 明治維新までは、鵜戸山もしくは鵜戸大権現と呼ばれ、境内の仁王護国寺を仁和寺が所管し、神門に至る八丁坂参道の両脇には 18の寺坊が並んでいた。

宮崎市青島から日向市風田にかけての日南海岸には、宮崎層群(約1200万年前から150万年前までの間、 深い海底で砂の層と泥の層が交互に蓄積した層)のなかでも古い時代の地層が露出しており、 この砂岩泥岩互層が波の浸食を受けて形成された波食棚や海食洞、ノッチ(岩が窪んだ地形)が随所に見られる。 鵜戸崎の南面に見られる波食棚は、鵜戸千畳敷奇岩(鬼の洗濯板)と呼ばれ、県の天然記念物に指定されている。

古からの自然景観と神話を背景とした鵜戸の地は、今も多くの人々から厚い尊崇を受け、また、 景勝地としても多くの人々を惹きつけており、古くからの旅行記や日記等にその様子が記されている。 このような特徴的な地形及び地質によって形成された風致景観は、その観賞上の価値が高く評価されることから、 平成29年10月13日、国名勝に指定された。

[ 現地案内板より転記 ]


 ▲ 楼門

 ▲ 日向灘
『神門』と『楼門』という朱塗りの美しい2つの門をくぐると、目の前に広がる美しい日向灘を愛でながら、少しずつ下っていきます。

大きなウサギが目印の休憩所では、うさぎに関するお守りを授与しています。
また、『おちちアメ』(初穂料300円)や、 『おちちアメ湯』(初穂料100円)を頂くことができます。 おちちアメ湯とは、 おちちアメに生姜を加えて作った、古来より伝わる無病息災・健康長寿の飲み物です。



 ▲ 千鳥橋

 ▲ おちちアメやおちちアメ湯がある
『千鳥橋』と『玉橋』の間には、『福注連縄』(初穂料100円)が用意してあります。
古来より玉橋より先は、清浄とされ、手足を洗い、身を清めてから参拝をしていました。
この福注連縄で自分の体を撫でて、心身を清め、開運招福・身体健全のご神威を頂きます。

玉橋を渡ると、いよいよ本殿の鎮座する洞窟が見えてきます。


【 鵜戸神宮御由緒 】
主祭神 日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)

当宮のご創建は、第十代崇神天皇の御代と伝えられ、その後第五十代桓武天皇の延歴元年には、 天台宗の僧光喜坊快久が、勅令によって当山初代別当となり、神殿を再興し、 同時に寺院を建立して、勅号を「鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺」と賜わった。
また宗派が真言宗に移ったこともあり、洞内本宮の外本堂には六観音を安置し、一時は「西の高野」とうたわれ、 両部神道の一大道場として、盛観を極めていた。
そして明治維新とともに、権現号、寺院を廃し、後に官幣大社鵜戸神宮にご昇格された。

母君の豊玉姫が御子の育児のため、両乳房をご神窟にくっつけて行かれたと伝える「おちちいわ」は、 いまもなお絶え間なく玉のような岩しみずを滴らせて、安産、育児を願う人々の信仰の拠り所となっている。 又、霊石亀岩の背中に運球を投げ見事にはいると願い事が叶うという伝えがある。
このほか、念流・陰流の剣法発祥の地として、厄除・漁業・航海の守護神としての信仰は篤く、 今後とも神秘な霊気によって人々の魂を高めて行くであろう。

[ 現地案内板より転記 ]
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【 県指定建造物 鵜戸神宮 本殿 】

鵜戸神宮本殿は、鵜戸崎の日向灘に面した岩窟内に建てられている。
本殿創建の年代は不詳であるが、社殿によると崇神天皇の代に創建し、桓武天皇の勅令により、光喜坊快久が神殿及び仁王護国寺を再興した、 と伝えている。中世には、「鵜戸六所大権現」、江戸時代以降は「鵜戸山大権現」として、 日向国内外から厚い信仰を得ていた。
現在の本殿は、正徳元年(1711)に飫肥藩五代藩主伊東祐実が改築したものを明治23年(1890)に大修理を行い、 さらに昭和42年(1967)に修理したものである。 平成9年度(1997)には屋根や内装等の修理が行われた。 このように幾度の改修を実施したものの、岩窟内に見事に収めた権現造風の八棟造は、往時のままであり、その文化価値は高い。
[ 現地案内板より転記 ]


岩窟内に足を踏み入れると、右手に授与所があり、岩窟の天井ぎりぎりまで建つように、 朱塗りの社殿が鎮座しています。
この社殿は、本殿・幣殿・拝殿が1体となった八棟造(権現造)こけら葺です。

参拝順路は洞窟内に入って左回りに。 まず本殿をご参拝して、社殿の周りを左回りに一周する様に進みます。

社殿の裏手には、「九柱神社」や「撫でうさぎ」、『おちちいわ』などがあります。

祭神の母君「豊玉姫」が生まれたばかりのご祭神のために自分の乳房を押し付けたとされる 『おちちいわ』は、岩清水が滴り、その「お乳水」を使った「おちちアメ」でご祭神が育ったとされています。

 ▲ 鵜戸神宮御本殿



 ▲ 九柱神社

 ▲ 撫でうさぎ

 ▲ 絵馬はウサギちゃん。可愛い

 ▲ 霊石 おちち岩
【 霊石 おちち岩 】
当神宮ご祭神の母君「豊玉姫命」が、洞窟に造った未完成の産屋でご出産の際、父君「彦穂穂出見尊」がのぞいてしまいました。
そのため母君は故郷の海の国へ帰らなければならず、その際お生まれになったご祭神への愛情と健やかな成長を願い、 ご自分の両乳房を洞窟内にくっつけていかれたといわれています。
現在も絶えず石清水がしたたり落ちる神秘の岩。
[ 現地案内板より転記 ]

 ▲ 産湯の跡

 ▲ お乳水
鵜戸神宮の御本殿が鎮座する洞窟付近の断崖には、奇岩が乱立しています。 その中に、『亀岩』という運試しの奇岩があります。
亀岩は、名前の通り亀の形をした岩で、亀の背中には注連縄が張られ、背中に四角い窪みがあります。 それを桝に見立て、『運玉』を投げ入れます。 運玉は、男性は左手、女性は右手で投げ、 玉が桝に入ればもちろん、しめ縄の内側にあたれば、願い事が叶うと言われています。

 ▲ 亀岩

 ▲ 運玉授与所

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鵜戸神宮 DATA
住所宮崎県日南市大字宮浦3232番地
電話番号0987-29-1001
時間
休館日
公式HPhttp://www.udojingu.com
備考
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last visited : 2018/09/18