熊本県小国町のわいた温泉郷・山川温泉は、小国町を走る国道212号線を、
「
道の駅 おぐに」のある国道387号へ入り、わいた温泉郷方面へと走ります。
わいた温泉郷の中で一番手前(小国町中心部に近い方)にあるのが山川温泉です。
国道387号線に山川温泉の案内標識が出ているので、その通り右折します。
山川温泉に入るとまず見えるのが、上の写真の風景です。
遠くに涌蓋山を望み、手前には棚田が広がっています。
そしてこの辺りから、小国町に点在する旧国鉄宮原線のアーチ橋が2つ見えるのです。
2つのアーチ橋のうち、左側にあるのが 「
汐井川(しおいがわ)橋梁」 です。
その右側であり、涌蓋山の手前に見えるのが、「
堂山(どうやま)橋梁」 です。
この橋の手前には
山川温泉の共同浴場のひとつ、「
ホタルの里温泉」があります。
旧国鉄宮原(みやのはる)線は、かつて大分県九重町の久大線恵良駅から、小国町の肥後小国駅まで約26キロを結んでいた鉄道路線です。
1935年に着工し、戦争を挟み1954年(昭和29年)に全通しましたが、1984年、赤字ローカル線の筆頭として全線が廃止されました。
山間部の為、橋が多く、計8基のコンクリートアーチ橋が架けられました。
現在小国町には7基の橋が現存しており、2004年に国の登録有形文化財に登録されました。
【旧国鉄宮原線汐井川橋梁】
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構造:コンクリート造3連アーチ橋、橋長36m。年代:昭和13年頃。
筑後川水系潮井川に架けられた充腹式コンクリート造3連アーチ橋。径間長10mでアーチ内側はほぼ半円アーチ形状とし、橋脚形状は他と同様に末広がり。
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【旧国鉄宮原線堂山橋梁】
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構造:コンクリート造3連アーチ橋、橋長36m。年代:昭和13年頃。
汐井川橋梁の南方に位置し、筑後川水系北里川に架けられた充腹式コンクリート造3連アーチ橋。橋脚の長さを除き、汐井川橋梁とほぼ同様の構造形式及び規模。
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