旧美保海軍航空基地には、かつて「美保海軍航空隊」がありました。
昭和18年に予科練甲飛第13期の生徒を教育するため増設された予科練教育航空隊です。
翌19年には第二美保海軍航空隊が開隊しました。
主に甲種予科練生の訓練が行われたようです。
現在も米子鬼太郎空港の周辺に数基の掩体壕が残っており、
これらは昭和18年頃に構築されたものです。
この葭津掩体壕は、幅約20m、奥行き約12m、最も高い場所は4m以上です。
かまぼこ型の外観に、開口部は凸型という、海軍式の戦闘機用掩体壕です。
ひび割れはあるものの、凸型の部分などが綺麗に残る、
とても保存状態の良い掩体壕だと思います。ぜひ保存整備して欲しいものです。
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