葭津掩体壕 

 ▲ 県道47号線と、掩体壕。県道47号線の左手が米子鬼太郎空港。
葭津掩体壕
鳥取県米子市葭津(よしづ)にある掩体壕です。 葭津に有るため、葭津掩体壕と表記しましたが、正式名称はありません。 旧日本海軍の美保海軍航空基地の跡地に残る掩体壕です。
場所は、米子鬼太郎空港の外周を走る県道47号線沿いにあります。

掩体壕(えんたいごう) とは、 装備や物資、人員などを敵の攻撃から守るための施設です。 旧日本軍が第二次世界大戦中に構築した掩体壕が全国に残っており、 これは取り壊しが困難であったために残されたものです。 近年では戦争遺跡として保存されているところもありますが、 米子に残る掩体壕は、放置されたまま残っているものです。


旧美保海軍航空基地には、かつて「美保海軍航空隊」がありました。 昭和18年に予科練甲飛第13期の生徒を教育するため増設された予科練教育航空隊です。 翌19年には第二美保海軍航空隊が開隊しました。 主に甲種予科練生の訓練が行われたようです。

現在も米子鬼太郎空港の周辺に数基の掩体壕が残っており、 これらは昭和18年頃に構築されたものです。

この葭津掩体壕は、幅約20m、奥行き約12m、最も高い場所は4m以上です。 かまぼこ型の外観に、開口部は凸型という、海軍式の戦闘機用掩体壕です。
ひび割れはあるものの、凸型の部分などが綺麗に残る、 とても保存状態の良い掩体壕だと思います。ぜひ保存整備して欲しいものです。




page top 
葭津掩体壕 DATA
住所鳥取県米子市葭津
電話番号
公式HP
備考
近隣 SPOT 関連 LINK

BACK    HOME    PAGE TOP
last visited : 2017/11/07