生月大魚籃観音 
生月大魚籃観音
生月大橋 を渡るとまず目に飛び込んでくるのが、 かつてキリシタンの島であった生月を見守る大観音様です。
舘浦の小高い丘に鎮座しており、座高18m、基壇3m、重量150tのブロンズ像です。 海難者および魚介類の霊を追悼し、漁船の航海の安全を祈念して、昭和55年に建立されました。

【生月観音建立の趣意】(一部抜粋)・・・
平戸大橋、そして生月大橋の架橋を機に、歴史の島平戸を観光基地として開発すると共に、 雄大にして無限の海の資源を有する生月島の象徴として、 平戸と相対する丘に観世音菩薩像を建立し、観光施設として生月島に寄贈したものです。

ということで、観光施設と明記してある観音様って珍しいですね。
この観音様は体内に入ることができ、体内に祀られている10分の1の大きさの生月観音様(恐らくご本尊?)にお参りできます。 他にも数点の観音様が祀られていました。

 ▲ 生月大魚籃観音入口より

 ▲ 後ろから見たところ

 ▲ 体内には小さな生月観音様が

 ▲ 生月観音建立の趣意
この生月大観音様ですが、初めは座像だと勘違いしていましたが、良く見ると足はありません。 座禅を組んでいる様に見えますが、足だと思っていた部分は、海の波になっています。 そう思って良く見ると、足にしては不自然な感じですね。 観音様は手元に籠をお持ちで、籠の中から魚が飛び出しているのが見えます。

魚籃観音(ぎょらんかんのん) とは字からも見て取れるように、 手に魚の入ったかごを持つ像と、大魚に乗る像とがあり、悪鬼・羅刹(らせつ)・毒竜の害を除く力を持つと云います。 中国で生れた観音の一つで、三十三観音に数えられる観音菩薩の一つです。 日本では単独で信仰されることはあまりないので、生月観音は珍しい例と言えます。

またここからの展望はなかなかのもので、青い生月大橋と舘浦の漁港を目の前に、 その向こうに平戸島を望みます。

 ▲ 生月大魚籃観音

 ▲ 生月大観音からの眺め

 ▲ 生月大橋と舘浦漁港

 ▲ カトリック山田教会からの帰り道、生月大橋と生月大魚籃観音が見える

 ▲ カトリック山田教会からの帰り道、生月大橋と生月大魚籃観音が見える
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生月大魚籃観音 DATA
住所平戸市生月町山田免570-1
電話番号0950-53-1113
拝観時間
駐車場無料駐車場あり
公式HP
備考
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last visited : 2011/08/03