平戸島の中部西側の根獅子地区は、かつて「カクレキリシタンの里」と呼ばれ、禁教の時代にも「納戸神」の信仰が続けられていました。 そして根獅子の浜は多くのカクレキリシタンたちの殉教の地となりました。

現在の根獅子の浜は「日本の水浴場88選」「快水浴場百選」に選ばれるなど、平戸で最も人気がある美しい海水浴場です。 「根獅子の浜」「人津久の浜」と美しい海岸が続くこの辺り一帯は、 透明度の高いマリンブルーの海と白い砂浜が広がり、日本とは思えない程の美しさです。

そんな美しい根獅子の浜ですが、海水浴場から少し森側に入ったところに、 根獅子のカクレキリシタンの歴史や信仰を展示する「切支丹資料館」が建ち、 浜辺の海岸線を走る県道19号線沿いには、かつて殉教地となった根獅子の浜を見守る聖母 「根獅子のサンタマリア」が、佇んでいます。

『切支丹資料館 / 根獅子のサンタマリア』 はコチラ

根獅子の浜より少し北にある「人津久の浜」とその隣の「鹿島浜」も、息をのむほどの美しさです。 根獅子の浜の方が知名度が高いのか、人が少なくてプライベートビーチ感覚でした。 また民家が見えずに小さな島が連なる景色も素晴らしく綺麗です。 この鹿島浜には、平戸のお塩屋さん、「塩炊き屋」があり、塩づくり体験も出来ます。(要予約)