立谷教会跡 / 無原罪の聖母 
立谷教会跡 / 無原罪の聖母
立谷(たちや)教会は、1878年に五島最初の教会として建設されました。
しかし、1987年の台風の後、老朽化によって自然倒壊してしまいました。
立谷教会に安置されていた無原罪のマリア像は、 教会倒壊後は 井持浦教会 で保管され、 信徒たちも井持浦教会に通うこととなりました。
立谷教会跡地は暫く放置されていましたが、 1998年にマリア像が戻され、野外教会として整備され、信徒たちの祈りの場となっています。

県道50号線沿いにある、 教会のミニチュア形の目印から、350m程入ったところが立谷教会跡地です。 手前にキリシタン墓碑があり、その奥に無原罪のマリア像と祈りの広場があります。

 ▲ ここから350m程入ったところに、立谷教会跡地がある

1797年(寛政9年)大村藩に住むキリシタンたちの五島移住が始まった。
当時の大村藩主は、キリシタンであった側近の士族、鶴田沢右ェ門を福江藩に依頼し、その配慮の結果、 鶴田家はこの立谷の地に幽閉流刑されることとなった。 その後、田原要蔵、永山平蔵らの移住があり、キリシタン部落が形成されていった。
1865年、大浦天主堂 でプチジャン神父による信徒発見があり、 鶴田沢右ェ門らも念願のカトリック教会復帰を果した。
1873年にキリシタン禁制の高札が撤去されると、その5年後、1878年この地にキリシタン復活後最初の教会堂を建立し、 翌年1879年ロカイン司教により献堂祝別された。
しかし、この貴重な教会堂も、1987年老築化により自然倒壊するに至った。
この立谷教会跡地は、先祖の偉業を風化させぬよう、1999年井持浦ルルド創設100周年記念の年に、 立谷教会に安置されていた無原罪のマリア像を再び在るべき場所に戻し、整備したものである。
[現地案内より転記]

 ▲ キリシタン墓碑


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立谷教会跡 DATA
住所長崎県五島市玉之浦町立谷337−1
電話番号
公式HP
備考
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last visited : 2014/08/18