重盤岩と重盤岩眼鏡橋 
重盤岩と重盤岩眼鏡橋
葦北郡芦津奈木町を走る国道3号線沿いに、温泉や物産館、美術館が隣接する一帯があります。 その背後には大きな岩がそびえ立っており、その岩肌にはモノレールのレールが見え、頂上には旗が立っています。

この大きな岩を「重盤岩(ちょうはんがん)」といい、 溶岩が固まってできた岩で、火砕流の堆積物とも考えられています。 高さが100m近くもあり、頂上にはためくのは日本の国旗です。
頂上付近には昔、津奈木城があり、現在は舞鶴城公園として整備されています。 舞鶴城公園までは、車でも上る事が出来ますが、津奈木美術館にあるモノレールに乗って行くのが楽しいでしょう。

 ▲ 津奈木温泉と重磐岩

 ▲ つなき町物産館 グリーンゲイト

 ▲ 重盤岩と重盤岩眼鏡橋

 ▲ 重磐岩眼鏡橋
津奈木重盤岩眼鏡橋
重磐岩の麓には津奈木川が流れており、 津奈木温泉四季彩の近くに、小さな石橋が掛かっています。 これが熊本県指定重要文化財にもなっている「津奈木重盤岩眼鏡橋」で、 嘉永2年(1849年)に架けられたものです。
当時の津奈木総庄屋江藤三郎左衛門為経の尽力で架けられた橋で、 種山石工(たねやまいしく)岩永三五郎の弟三平が架けたものです。

石材は凝灰岩が使用されており、全長18m、幅4.5m、アーチの頂上18m、 拱矢(きょうし)(基礎からアーチの頂上までの高さ)5.7mです。
アーチの上にのる石積みが少なく、アーチそのものの機能的な美しさ、堅牢さと、軽快さを感じさせる美しい石橋です。
種山石工は江戸後期に熊本藩八代郡種山手永(現熊本県八代市東陽町)に居住していたとされる石工の技術者集団で、 その末裔や弟子などが、江戸時代後期〜明治・大正時代にかけて熊本県内や県外にも多数の眼鏡橋をかけました。

三平は岩永三五郎に従い肥後藩各地の石橋を手掛け、後に 三五郎と共に薩摩藩に赴き、甲突川五石橋などを手掛けましたが、 家老内の内紛に巻き込まれ、暗殺の可能性が出てきたため薩摩藩を脱出しました。 しかし追っ手に見つかり腕に深い傷を負ってしまい、 その後逃げ続け、肥後領津奈木村(現熊本県葦北郡津奈木町)に辿り着きました。
肥後領内であった津奈木村で傷の療養をした三平は、 世話になったこの村の人々へのお礼として、この「津奈木重盤岩眼鏡橋」を架けました。
この石橋は、三平個人が架けた最大の石橋で、他にも町内には三平が架けた石橋が残っています。 津奈木以降の三平の足取りは掴めておらず、没年や場所は不明のままです。

 ▲ 重磐岩眼鏡橋

 ▲ 重磐岩眼鏡橋

 ▲ 津奈木温泉 四季彩
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重盤岩と重盤岩眼鏡橋 DATA
住所熊本県葦北郡津奈木町中尾
電話番号
公式HP
備考
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last visited : 2013/05/18