秋芳洞(あきよしどう) 前ページからの続き
秋芳洞内を『秋芳洞案内所/秋芳洞正面入口』から入洞して、半分ほど歩きました。
( 前半の流れはコチラから)
「傘づくし」や「ライオン岩」がある辺りから、「千町田」の方を振り返ります。
ここは巨大な空間が広がっていて、洞内の天井からは無数の鍾乳石がつららの様にぶら下がっています。
その様子が昔の傘屋の天井を思わせる事から、「傘づくし」と呼ばれる様です。
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▲ 「傘づくし」辺りから、「千町田」を振り返る
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▲ 空滝
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石筍坂の手前にある「空滝」は、まるで滝の流れの様な筋の入った岩です。
大昔は滝の様に水が流れていたのでしょうか・・・?
隣には「幽霊滝」もあります。
この辺りから、『秋吉台案内所/エレベーター入口』まで「石筍坂」を見ながら上って行きます。
この『エレベーター入口』から入った巨大空間が「千畳敷」で、
石筍坂を上り詰めたところに展望台よろしくベンチが備えられています。
ここから見下ろした広い空間を「千畳敷」と呼び、洞内で一番広い空間が広がっています。
千畳敷からは、傘づくしや千町田などが見下ろせます。
『秋吉台案内所/エレベーター入口』から先、『黒谷案内所/秋芳洞黒谷入口』の方へ続く洞内は、
通路がこれまでよりも急に狭くなります。
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▲ 千畳敷
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▲ 猿すべりと黒崎支洞入口
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黄金柱の横から、細い通路を進んでいきます。
この辺りは余り証明がなく、フラッシュ撮影の「大仏岩」です。
大きな岩の塊が、まぁ何となく体の造形を思わせます。
近くに「不動岩」もありますが、大仏岩と不動岩は似たような印象の岩です。
フローストーン(流華石)と呼ばれる岩で、洞窟の壁や斜面一面を被って生じているものです。
その先に「猿すべり」の岩肌があり、進入禁止と書かれていますが、岩肌に足場があります。
調査の為でしょうか?
ここからが『黒崎支洞』です。
本洞からは少し横に逸れているのですね。
本洞の奥(千畳敷辺りから奥。地下川の上流)は水没していて、そこから先は3,500mほど潜水調査されています。
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『黒崎支洞入口』は人工的な短いトンネルで、抜けるとまた鍾乳洞が広がっています。
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▲ 大仏岩
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▲ 不動岩
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▲ 巌窟王
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黒崎支洞に入ると、正面にライトアップされた「巌窟王」が浮かび上がっています。
その姿は獅子の様にも、竜の様にも見え、力強さを感じます。
石筍が生きている様に見える、自然の神秘です。
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「巌窟王」に気を取られてしまいましたが、その手前の壁面には、壁面いっぱいの「石灰華の滝」があります。
まるで水しぶきを上げる滝の様ですね。
その先にある「くらげの滝のぼり」とも似たような造形です。
黒崎支道は広さ的には本洞に比べて狭いですが、見どころが並んでいます。
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▲ 石灰華の滝
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巌窟王から進んで行くと、壁面いっぱいに石灰華が広がり、上部は滝の様にも、お化けの行進の様にも見え、
下部はピサの斜塔の様にも見えます。
下の方から何かが上って行く様に見える場所が、「クラゲの滝のぼり」と命名されていて、
確かにクラゲが連なって天に向かっているかの様です。
まるで絵画のような芸術品ですね。本当に鍾乳洞は神秘的です。
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▲ ピサの斜塔の上でお化けの集会?
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▲ くらげの滝のぼり
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次にある「龍の抜穴」はライトが乏しく写真に納まりませんでしたが、
岩肌に縦に空いた穴で、正に龍が中を通って天に上って行きそうな穴でした。
実際には上から水が滴っています。
写真では大きさが伝わりませんが、壁の一面に縦に空いた穴なので、かなり大きな物です。
次に通路沿いの柵の中にちょこんと鎮座した「無名観音」。
ちっちゃなゴジラに見えますが、見る角度が違うのか・・・?
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▲ 龍の抜穴
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▲ 無名観音
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