阿蘇の雄大な景色の中、
草千里ヶ浜 を通り越し、
阿蘇中岳火口 へ向かうと、
阿蘇山ロープウェーの乗り場より少し手前に、「古坊中」という場所があります。
柵があって入る事が出来ませんが、現在はただの牧草地か草原か・・・といった場所です。
ここは中岳の西側に位置します。
阿蘇山は古くから信仰の対象とされており、後に山岳仏教が結びつきました。
鎌倉時代から室町時代にかけて多くの坊舎や宿坊が建ち並び、
修験僧たちが修行や生活をした一大霊場でした。
37坊中51庵が立ち並んだそうです。
現在ではその面影を見る事は出来ず、ただ「古坊中」と記された案内板が建つのみです。
その横に石碑の様な物もあります。