大願寺は、瀬戸内海西部、広島湾の北西部に位置する
宮島(厳島) にある寺院で、
正式名称は亀居山方光院大願寺と言います。
世界遺産
厳島神社 を参拝順路に従って進むと、
出口を出てすぐに位置しています。
開基は不明ですが、建仁年間(1201〜1203年)の僧了海が再興したと伝えられる真言宗の古刹です。
古くから大聖院とともに厳島神社との関係が深くありました。
本堂には神仏分離令によって厳島神社から遷された八臂弁才天像(秘仏で開帳は毎年6月17日)、
宮島に存在する仏像の中で最古のものとされる木造薬師如来像(重要文化財)、
千畳閣の本尊であった木造釈迦如来坐像(重要文化財)、
その両脇を守っていた阿難尊者像と迦葉尊者像(ともに重要文化財)、
五重塔の本尊だった三尊像、多宝塔の本尊だった薬師如来像、
護摩堂の本尊だった如意輪観世音菩薩など多くの仏像を収蔵しています。