筋湯温泉 は大分県玖珠郡九重町にあり、桶蓋山の山麓標高1000mの山峡に約30件近くの宿が点在しています。 1000年の歴史を誇る筋湯温泉の一番の見どころ(湯どころ？)は共同浴場「うたせ大浴場」で、 このうたせ湯が「筋の病に効く」ことから「筋湯」と呼ばれるようになったとか。

うたせ湯の入口にはメダルの購入機があり、300円でメダルを購入し、回転式のゲートにメダルを投入します。 ゲートを潜ると男女別の入口が分かれていて、脱衣所には100円のコインロッカーとトイレがありました。 脱衣所は細長い造りで割と狭いのですが、その分浴場は広々としていて、奥から凄い勢いで落ちてくる打たせ湯の轟音が響きます。 本当に轟音と言いますか、ドドドーーーッというか、ゴゴゴォーッというか、そんな音が響いていました。 ちょっと失礼して写真を撮ろうとしましたが、余りの湯気で肉眼でも浴室内が見辛い状況でしたので、浴室の写真は断念です。

明り取りの窓は幾つもあるのですが、浴室内は薄暗く、湯気も籠っているので、目が慣れるまでは奥の方が見えませんでした。
早速体を洗い、打たせ湯体験です。 打たせ湯は、恐らく8人が同時に使える様に、16本の湯の湯の筋が落下しています。 高さは有に2mはありそうです。 打たせ湯の温度は割と高く、その打たせ湯が浴槽に流れ込み、浴槽の温度は丁度良い感じです。 その浴槽は広々としていて、一体何人くらい入れるんだろう？と思うほどの広さです。 物凄い湯量が打たせ湯から落ちてくるのですから、浴槽からはザブザブと湯がオーバーフローしています。
打たせ湯は、湯が凄い勢いで落ちてくるので、当然ながら顔も髪もずぶ濡れです。 観光の途中で立ち寄り湯をするなら、シャワーキャップは必須でしょう。 打たせ湯を肩に腰に、腕にお腹にも当ててみましたが、2本のうたせ湯の間隔が広く、両肩に同時に当てる事は出来ませんでした。 もともと“凝り”はないので、効いたか否かは分かりませんが、エンタメ系温泉としてとても楽しく入浴させて頂きました。

泉質は単純温泉で、臭いや味、つるぬる感などは感じない温泉でした。 とにかく“打たれる”為の温泉なので、指圧効果を楽しんで下さいね。 人気の施設なので、観光客が多い共同浴場です。

このうたせ湯は筋湯温泉のほぼ中心にあり、うたせ湯の裏には無料の足湯があり、トイレもあります。 うたせ湯には駐車場はありませんが、近くに筋湯温泉の共同駐車場が2ヶ所あります。

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