英彦山の北東中腹に鎮座する神社です。
豊前坊とも云われ、豊前豊後の開開拓神で牛馬悪疫火難の守護神、豊日別の命を祭っています。
五穀豊穣・牛馬安全・鎮火の神で名高い神社で、
日本八大天狗のひとり豊前坊天狗が祀られていることでも有名です。
英彦山は、旧豊前国である福岡県田川郡添田町と、大分県中津市山国町にまたがる標高1199mの山です。
その昔、修験者(山伏)の修行場であり、「日本三大修験山」に数えられます。
その英彦山全体を神域とする、
英彦山神宮 には、上宮、中宮、下宮、奉幣殿があり、そして摂社の高住神社、玉屋神社があります。
地図を見ると、英彦山の中岳に上宮、中宮、下宮、奉幣殿があり、
奉幣殿を真ん中にして、左の北岳に高住神社、右の南岳に玉屋神社という配置になっています。
そんな英彦山の北東中腹に鎮座する高住神社は、「豊日別(とよひわけ)」という豊前国と豊後国を護る神様をご祭神とする神社です。
江戸時代までは豊前坊と呼ばれ、明治の神仏分離令により現社名となり、英彦山神宮の摂社となりました。