湯の鶴温泉保険センターほたるの湯 | 熊本県水俣市

熊本県水俣市には「湯の児温泉」と「湯の鶴温泉」の2つの温泉地があり、不知火海に面する湯の児温泉を“海の温泉”と呼ぶのに対し、湯の鶴温泉は“山の温泉”と呼ばれています。
市街地から9kmほど南東に進んだ所にある山間、湯出川河畔に位置する湯の鶴温泉は、今から約700年程前、鶴が湯浴みをしていたところを発見されたと言われており、現在も湯治宿のスタイルを守る宿が多く在ります。

水俣市街から県道117号を湯の鶴温泉へと向かうと、湯の鶴温泉街があり、その一番奥に「湯の鶴温泉センターほたるの湯」があります。温泉センターの駐車場前には屋根の付いたゲートボール場があります。
センターの入口を入ると、券売機があり、そこで入湯券を購入し、受付の方に渡します。入口を入ってすぐの所には、野菜や工芸品の直売所があります。他に休憩室もありました。

脱衣所には脱衣棚とコインロッカー、ベビーベッド、ドライヤーなどがあります。コインロッカーは100円を入れて利用し、鍵を開けると戻って来る無料ロッカーです。シャンプー、石鹸類はないので、持参していなければ、有料で販売しています。脱衣所、浴室共に広々としていて、清潔です。

浴室には写真の様に変わった形の浴槽があり、広い浴槽の方には階段と寝湯スペースが付いていて、適温です。小さい方の浴槽は、ぬるめです。天井は高く、男湯と女湯が天井部分は繋がっているので、喚起が良く湯気も籠っていませんでした。洗い場は浴槽と反対側に並んでおり、充分なスペースを保って5人が座れる様になっています。しかしシャワーの勢いが弱く、少し不便さを感じました。
お湯はアルカリ性単純温泉で、かけ流しですが、塩素系薬剤を使用しています。しかし、気になる塩素臭は感じられませんでした。お湯は無色透明で、匂いや味は全くありませんでした。