玖珠郡玖珠町と九重町の境に近い所にあり、「
龍門の滝」へ向かう
県道409号沿いにある磨崖仏で、5体の磨崖仏が並んでいます。
向かって右から、多聞天(たもんてん)(1m70cm)、矜羯羅童子(こんがらどうじ)(1m61cm)、
不動明王(2m26cm)、制多迦童子(せいたかどうじ)(1m62cm)、増長天(ぞうちょうてん)(1m70cm) です。
多聞天(北方の守護)は別名“毘沙門天”といい、持国天(東方)、広目天(西方)とともに四天王と呼ばれ
須弥山の四方を守る天部として有名です。
矜羯羅童子、制多迦童子は不動明王の従者八大童子のうちの2人で、脇士を務めます。
この磨崖仏の製作年は鎌倉時代初期説と室町時代中期説があります。