えびの高原はえびの市の南に広がる、標高1200mに位置する高原で、四方を火山に囲まれており、 四季折々の素晴らしい景色や植物を楽しむことができるところで、 霧島屋久国立公園の一部となっています。
「えびの高原」の名前の由来は、噴出していた火山ガスの影響で、ススキが暗い紫かかった赤(えび色) に変色する様子に由来すると言われています。

「足湯の駅 えびの高原」「えびのエコミュージアムセンター」 周辺より、 小林方面へ県道1号を進むと、 「韓国岳 / 硫黄山」「韓国岳登山口」の案内と駐車スペースがあります。

ここから階段を上って行きました。

韓国岳 ・・・ 霧島山の最高峰(1700m)です。 遠く「韓(から)の国」まで見えるほど高いことからその名がつけられたといわれていますが、実際には見えません。 直径800mの大きな火口を持ち、北西側の火口縁は水蒸気爆発によって欠けています(爆裂火口。 硫黄山 ・・・ 1768年(江戸時代)に噴火をしてできたと考えられている、霧島山の中では一番新しい火山です。 硫黄山では1962年まで硫黄を採掘しており、その当時の煙道跡などが周囲に残されています。 [現地案内板より]

韓国岳・硫黄山への登山口より、階段を上って行くと、 韓国岳・硫黄山へ登るには左手、えびのエコミュージアムセンターへ下るには右手の分岐点があります。

まず、えびのエコミュージアムセンターへ少し下って、山肌に少し咲いたミヤマキリシマを眺めます。
まだ少し時期が早かったので、余り咲いていませんでしたが、ピンクのミヤマキリシマが群生して 沢山のつぼみが付いており、自然の力強さを感じました。
この辺りはまだ足場も整備されており、余り歩かずにミヤマキリシマを眺める事が出来ます。 ぜひ満開の時期に再訪したいものです。

では、硫黄山へと向かいます。 右の写真、硫黄山と韓国岳の分岐点からは、少し足場が悪くなり硫黄や岩ががゴロゴロと転がっていますが、 きちんと道がありました。
硫黄山へ上って行くと、「不動池」 を見下ろせます。 不動池を見下ろせる位置までは、運動靴を履いていれば、登山の用意をしていなくても 問題なく登る事が出来ました。

硫黄山は1768年(江戸時代)にできたと考えられている、霧島山の中では最も新しい火山です。 山の高さは50m程度ですが、頂上には直径約100mの浅い火口があり、付近には最大10数mに達する火山弾があります。 また、北側には溶岩じわや溶岩堤防など、溶岩流特有の地形が見られます。 1962年まで硫黄を採掘しており、当時の硫黄畑の石積みが火口内や周辺にたくさん残されています。 [現地案内板より]

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