宮崎県えびの市の白鳥温泉は、市営温泉で「上湯」と「下湯」の2つの温泉があります。 どちらも宿泊・立寄りの出来る温泉です。 県道30号線を上って行くと「白鳥神社」、「白鳥温泉 下湯」があり、更に高い位置に「白鳥温泉 上湯」があります。
今回は 『上湯』 を利用させて頂きました。

『白鳥温泉 上湯』 は見晴らしの良い場所に建っています。 古くは西郷隆盛が数か月滞在したという温泉です。
眺めの良い露天風呂からの展望が素晴らしく、晴れていればえびの市内や矢岳高原が見渡せます。
また、天然の蒸気を使った木製の蒸し風呂があります。 更に裏山には蒸気が立ち上る地獄があり、自由に見学する事が出来ます。

右写真の建物が温泉棟、その左手には食事処の「白鳥茶屋」があります。

車を停め、まずは眼下の景色を堪能・・・といきたかったのですが、この日は生憎の天気で視界がクリアではありませんでした。 少し下には「下湯」の蒸気が見えていました。

館内に入るとすぐに休憩所があり、奥に男女別の浴場があります。 蒸風呂は館内から左手、外に出て別棟になっています。 つまり裸のまま大浴場と蒸風呂は行き来できません。
“地獄”は蒸風呂の横から裏山へと上って行きます。 およそ5分程歩きますので、寒い時期でなければ汗をかきます。 お勧めは先に地獄を見て、その後温泉で汗を流すと良いでしょう。

脱衣所にはコインロッカーと脱衣棚、脱衣カゴ、扇風機、簡易のベビーベッド、手洗いのシンクがあり、至ってシンプルなものでした。 ガラス戸を隔てて内湯があり、内湯から露天に出るようになっています。

内湯は大きな浴槽が1つと洗い場がある、こちらもシンプルなもの。 しかし浴槽は10人はゆっくり入れそうな広々したもので、温泉成分で赤茶色に変色しており、 お湯は源泉かけ流しでオーバーフローしています。 泉質は単純温泉です。 お湯は割とぬるめにしてあり、ゆっくり浸かることができました。

内湯から露天に出ると、岩風呂タイプの露天風呂で、晴れていれば素晴らしい展望が広がっています。

のんびりと露天風呂を堪能した後は、蒸し風呂へ向かいます。 蒸し風呂と男女別の浴室は別棟になっていますので、必ず衣服を着用して行き来して下さい。
蒸し風呂の入口には『1人で入るのは絶対やめて下さい』『入室は5分程度にして下さい』などの注意書きがあります。

蒸し風呂の湯小屋の中には、水風呂が一つと、その奥に蒸気が籠った蒸し風呂があります。 蒸し風呂のドアを開けると、蒸気で真っ白です。 天然の蒸気を利用しているという蒸し風呂は、あっという間に汗が噴き出します。 デトックス効果が期待できそうですね。

更にもうひとつの見どころは、山肌から自然に自噴する蒸気 “地獄” です。 蒸し風呂の前から、地獄への案内表示がありますので、約5分程上って行きます。
初めは階段状になっていますが、すぐに山道となりますので、歩きやすい靴を履いて行く方が良いでしょう。

「白鳥温泉 上湯」 より県道30号線を少し下ると、白鳥神社の参道入り口があります。

◆ じゃらん
◆ 楽天トラベル

◆ じゃらん
◆ 楽天トラベル

◆ じゃらん
◆ 楽天トラベル