出雲大社 

 ▲ 出雲大社の参道入口にあたる勢溜(せいだまり) 通常ここからが参拝順路です。
出雲大社
島根県出雲市にある「出雲大社」は、一般的に「いづもたいしゃ」と呼ばれますが、 正式には「いづもおおやしろ」と言います。
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀る神社で、 旧暦の10月(神無月)になると全国の神様が出雲の地に集い、様々な縁を結ぶ会議が開かれることから、 縁結びの神様として知られています。

一般的に神社の参拝は『二拝、二拍手、一拝』で行いますが、 ここ出雲大社では 『二拝、四拍手、一拝』 の作法で行います。

 ▲ 出雲大社 拝殿
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勢溜(せいだまり)
出雲大社の参道入口にあたるこの鳥居周辺の広場を、勢溜(せいだまり)と言います。 江戸時代にはここに広場が造られ、芝居小屋があったことから、 人の勢いが溜まるところということで勢溜と呼ばれるようになりました。
ここに立つ鳥居は、木製で、勢溜にあることから、「勢溜の鳥居」と呼ばれています。



 ▲ 勢溜の鳥居

 ▲ 全国でも珍しい「下り参道」
勢溜の鳥居から参道を歩くと、全国でも珍しい「下り参道」になっている事が分ります。 この下り参道の右手には、末社「祓社(はらいのやしろ)」と、その奥に「浄めの池」があります。


祓社(はらいのやしろ)
「祓社」は、身についた汚れを祓い清める祓井神(はらいどのかみ)が祀られています。 祓戸神四柱(瀬織津比盗_・速開都比盗_・気吹戸主神・速佐須良比盗_)をお祀りしており、 まず、こちらでお参りをして、心身を祓い浄めてから出雲大社の参拝をするのが参拝の手順とされています。

 ▲ 祓社

 ▲ 浄めの池
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 ▲ 太鼓橋「祓橋」

松の参道
下り参道を通り抜け、小川にかかる太鼓橋「祓橋」を超えると、松の参道が拝殿まで続いています。
松の参道の中央の路は、昔は皇族や貴族、勅使だけが歩く参道であり、 一般の人は左右を歩くようになっていました。 現在は松の木の根を保護するため、松の中央を歩く事はできず、 左右の路を歩くようになっています。
松の参道に立つ鳥居は鉄製の鳥居です。
松の参道の左右両方ともが広場になっており、 それぞれ「東神苑」、「西神苑」と呼ばれています。



 ▲ 松の参道

 ▲ 「西神苑」の桜とウサギたち

 ▲ 縁むすびの碑(いしぶみ)
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銅鳥居
松の参道を抜けると、いよいよ最後の鳥居「銅鳥居」をくぐり、出雲大社境内の中心部への参拝です。
「銅鳥居」は江戸中期の寛文6年(1666年)に造られたもので、 国の重要文化財に指定されています。
高さは6m、柱の直径は52cmという銅製の明神鳥居で、 二代目長州藩主・毛利綱広によって寄進されました。
銅の鳥居の手前には、「水舎」や「御慈愛の御神像」、「ムスビの御神像」などの見どころがあります。



 ▲ 水舎と銅鳥居

 ▲ 皇后陛下歌碑(右)と御慈愛の御神像(中央)

 ▲ ムスビの御神像
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 ▲ 出雲大社拝殿
拝殿
「銅鳥居」をくぐると正面に見えるのが拝殿です。 旧拝殿は1953年に鑽火殿から出火した火災により焼失した為、現在の拝殿は1959年に新築されたものです。
拝殿に掛かる注連縄は、長さ6.5m、重さは1tもあります。 一般の神社の注連縄とは逆向きなのが特徴です。

出雲大社での参拝は、独特の 『二拝、四拍手、一拝』 で行います。

八足門
拝殿の奥にあるのが、八足門(やつあしもん)です。 八足門からは本殿を正面に臨んで参拝出来ます。
ここから中に入る事は出来ないので、八足門から本殿の外周を回りながらの参拝になります。

 ▲ 八足門

 ▲ 八足門

 ▲ 八足門の右側。観祭楼

 ▲ 本殿を外周から見る

 ▲ 本殿を真後ろから見る
素鵞社
本殿の丁度背後に当たり、少し高い位置に鎮座するのが、素鵞社(そがのやしろ)です。 ヤマタノオロチ退治で有名な須佐之男命を祀る社です。

彰古館
1階には恵比寿様、大国様の像が安置され、 2階は出雲大社の信仰に関する資料が展示されています。

 ▲ 素鵞社(そがのやしろ)

 ▲ 本殿を外周から見る

 ▲ 彰古館

 ▲ 本殿の左側に位置する氏社

 ▲ 八足門の左側
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神楽殿
出雲大社境内を西の門から出たところに位置する神楽殿は、 出雲大社拝殿に掛かる注連縄よりも更に大きな、長さ約13m、重さ約4.5tもの大注連縄に圧倒されます。
名前の通り御神楽や御祈祷が奉仕されており、 また結婚式や祭事行事なども執り行われています。

 ▲ 神楽殿


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野見宿禰神社
野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)は、相撲の始祖とされる野見宿禰を祀る神社です。
野見宿禰命は、出雲國造(出雲大社宮司)の祖先神天穂日命(あめのほひのみこと)の十三世の嫡孫で、 第十三代出雲國造襲髄命(かねすねのみこと)にあたります。
「日本書紀」垂仁天皇7年7月7日の条には、当時、天下一の力士と評判であった当麻蹴速(たいまのけはや) と御前相撲をとり見事に打ち勝った事が記され、 以来、野見宿禰命は国技大相撲の元祖と称えられています。

 ▲ 神楽殿

 ▲ ここのウサギは廻しを締めている

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出雲大社 DATA
住所島根県出雲市大社町杵築東195
電話番号0853-53-3100
公式HPhttp://www.izumooyashiro.or.jp/
備考
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last visited : 2017/04/12