阿蘇郡小国町の、小国町役場の近くにあります。
この鏡ヶ池の前には遊歩道が整備されていて、駐車場もあり、案内の看板も沢山ありました。
近くにある「両神社」「
けやき水源」と合わせて福運三社と呼ばれています。
平安時代に醍醐天皇の孫娘・小松女院が、清少納言の兄・清原正高公と心を通わせますが、
天皇の怒りに触れ、正高公は豊後の国(大分県)、小松女院は因幡の国(鳥取県)へと引き離されました。
その後正高を慕う小松女院は侍女十一人を連れ、はるばる因幡から豊後へ上陸、久住から小国の地へと訪れました。
そして祠の下から清い水が湧いているこの泉の近くに宿を取り、
小松女院は正高を慕う己の姿を映す鏡を身代わりとして神仏に捧げ、鏡をこの池に投げ入れました。
侍女十一人も各々鏡を投げ入れました。
その後村人たちはこの池を「鏡ヶ池」と呼ぶようになったそうです。