上益城郡山都町の国道445号沿いの金内郵便局のすぐ側にある、御船川に架かる石橋です。
1850年(嘉永3年)に架橋された、全長31m、幅5.5m、高さ7.4mの石橋で、山都町唯一の大小二連の目鑑橋です。
大きいアーチは御船川、小さいアーチは灌漑用水用の井手(中嶋新井手)をまたいでいますが、
大きい方のアーチにしか気付かず、小さい方の写真はありません。
現在も人や車が往来する現役の橋で、橋のたもとは整備されています。
金内橋の石工は、宇一(ういち)と丈八(じょうはち)親子で、種山石工の祖・藤原林七の孫にあたるとされています。
この親子が関係した眼鏡橋は緑川流域に多く、
通潤橋 もこの2人と弟の甚平が中心となって築造されました。
丈八は通潤橋の架橋後、肥後藩より苗字帯刀を許され、橋本勘五郎と名を改められました。