駐車場から臼杵石仏の参道入口へ向かう途中にも、1体の磨崖仏を拝見しました。
「願い 不動明王」と名付けられた磨崖仏で、2m20cmの座像です。
こちらは損傷もなくくっきりと綺麗なお姿で、衣の着色も見て取れます。
もう少し大きなお写真はコチラから
それでは石仏参道入口です。
参道はスロープになっており、車椅子でも拝観できます。
この臼杵石仏は全て切り立った岩肌に彫られた磨崖仏で、
伝説によると、今から1400年前(飛鳥後期から奈良時代)
真名野長者の名で親しまれた「炭焼小五郎」が、亡くなった娘の供養に
中国の天台山に黄金三万両を献上して、
そのお礼に来られた蓮城法師からインドの祇園精舎の話を伺い、
都から木彫りの仏師を大勢招いて彫らせたと云われています。
しかし前記の通り、平安時代後期の作とする説が有力です。